【コタエル】勾配天井の電気代事情・お掃除事情

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コダテルをご覧の皆さんこんにちは

積水ハウス施主のジルわこ(@gillwacohouse)です

 

今回は家づくり相談室「コタエル」に寄せられた質問への回答記事を書いていきます

 



 

 

質問内容

現在、HMの方と間取りの打ち合わせ真っ最中です。

LDK20畳、32坪の平屋を検討しており私としてはLDKに勾配天井を採用したいと思っているのですが冷暖房が効きにくく電気代がグッと上がりますし掃除がなかなか大変ですよと言われ躊躇しています。

是非、勾配天井を採用した方の電気代事情、お掃除事情をお聞かせ頂けたらと思います。

(ペンネーム「みみお」さんより)

 

私の家は総二階の延床面積30坪、家の真ん中に吹き抜け×勾配天井がある間取りで、しかも住み始めてまだ3か月程なので…

質問者様の満足のいく回答ができるか少し微妙な立場ですが、一人の勾配天井民として平屋×勾配天井を応援したい気持ちもあってペンを執りました

 

HMの方の言う「電気代が上がる」「掃除が大変になる」というのは実際その通りだとは思いますが、程度によってはそれでも採用を検討したい!ということだと思いでご質問されていると思いますので、それが伝わるように頑張ります

 

ちなみに、吹き抜け×勾配天井ってどういうことかと言うと、こんな感じになっています



きっともの凄く空調泣かせ掃除機泣かせの家です

 

 

勾配天井と電気代

最初に謝っておきますと、上の写真みたいな構造なので、我が家の電気代を勾配天井の居室の冷暖房費の参考にするのはちょっと難しそうだなぁ…という結論に至りました(そもそもエアコンをフル稼働させるようになって間もないので、まだまともにデータがないです)

代わりに「勾配天井にしたらどれくらい電気代が増えそうか?」を検討してみました

(いろいろと仮定のもとでの検討なので、参考程度に見ていただければと思います)

 

勾配天井にすると断熱性能(Ua値)はどうなる?

勾配天井でない場合、天井断熱が一般的かと思いますが、勾配天井にする場合は屋根断熱となります

(小屋裏空間を収納やロフトとして利用するような場合も屋根断熱ですね)

 



このような断熱方法の差があると断熱性能にも影響しそうな印象ですが、結論から言うと、断熱材の仕様(種類と厚み)が一緒であれば、断熱性能(Ua値)はほとんど変わらないようです

むしろ窓と比べて断熱性能の良い壁や屋根の割合が増えるので、屋根断熱のほうが若干ですが数値は良くなります

但し表面積が増えた分だけ、熱損失の総量は増えてますし断熱材の費用も増えます

(「東邦レオ」という会社のサイトで簡易シミュレーションもやってみましたが、脱線しまくるので割愛します)

 

勾配天井による電気代への影響は?

断熱性能自体にほとんど差がないなら何が電気代に影響するのか?というと、シンプルに空調を効かせる空間が増える影響と考えます



 

例えばこんな感じで約20畳の空間に対して、20°(大体4寸勾配)の勾配天井を取ったとします

元々の天井高2.5mまでの部分の体積は、93.75m3

勾配天井部分(赤色部分)の体積は、33.75m3

勾配天井部分も含めた空間全体の体積は、勾配天井から下の空間に対して1.36倍となります

冷暖房費が空間の体積に比例すると仮定すると、その分だけ電気代が増えることになります

実際は、断熱性能の項で述べたように、性能の良くない窓の割合が減るので、もう少し電気代の上昇は抑えられると思います

 

具体的な電力消費量・金額の試算

1.36倍と聞くとかなり影響があるように思えますが、実際の電力消費量や金額にしたらどの程度か試算してみます

ベースの電力消費量の予想をどうしようかと思いましたが、積水ハウスの太陽光発電シミュレーション結果に、電力消費量の予想も載っていて、前提条件も似てるのでそれで見てみます

 

電力消費量予想の条件(読み取れたものだけ)
  • 延床面積:100m2
  • 主たる居室の面積:40m2(LDK)
  • 家族構成:3人(日中在宅2人)
  • 断熱仕様:HEAT20 G1(Ua=0.56 W/m2・K)相当
  • 空調:高効率エアコン
 

詳細は省きますが、ここから予想された年間の電力消費量のうち冷暖房で使用されるのは、大体1,400kWhという予想でした

電気代は電力会社やプランによって様々なのでややこしいのですが、1kWhあたり25円として考えると、年間の冷暖房費は35,000円になります

この金額はLDK以外の居室(寝室とか子供部屋とか)での冷暖房費も含んだものになります

LDKの冷暖房は24時間、その他の居室は夜間の8時間だけ使用すると仮定すると、LDKの冷暖房費の割合は全体の75%となります

勾配天井の影響での冷暖房費の1.36倍にLDKの冷暖房費の割合は全体の75%を加味して計算すると、勾配天井による冷暖房費増加後の金額は44,450円(増加分は9,450円)となります

人によって感じ方は違うと思いますが、グッと上がるかと言われると、個人的にはそこまでではないように感じます

 

なお、吹き抜け×勾配天井で、夏冬は基本的に24時間エアコン付け放しのつもりの我が家は、冷暖房の年間1,400kWh(35,000円)は普通に超えてきそうです^^;

太陽光に頑張ってもらってバリバリエアコン使用している我が家では、今のところはなかなか空調が効かないとか、暑くて不快みたいなことは感じていません(逆にやたら冷えることがあるので、空調の設定もまだ模索中です)

高さがあるほど、どうしても温度ムラは生じてしまうので、サーキュレータと併用すればもう少し効率的に室内の空気を循環させられると思うのですが、その辺も試行錯誤中です(というかサーキュレータを買うところから始めます)

 

 

勾配天井のお掃除事情

基本的にそのままでは手が届かないので、掃除だったり、メンテナンスだったりがしづらいというのは確かにその通りだと思います

勾配天井を採用する目的にもよると思いますが、我が家では検討時に以下の2点に気を付けていました

 
  • 勾配天井面には照明など何も付けない(綺麗なまま残す)
  • 掃除やメンテナンスが必要になるものは脚立があれば手が届く位置に配置する
 

勾配天井はペンダントライトや天井シーリングの設置が難しいため、ダウンライトや間接照明を使用する場合が多いと思います

我が家ではなるべく天井面はきれいに残したかったので、ダウンライトは使用せず、梁の上に間接照明を設置しました



 

なお、この向きの間接照明は確実に埃が溜まるんですが、、一応脚立があれば自分で掃除できる位置に配置してもらってます

 



 

 

照明に限らず、エアコンや窓など、ちょっとした掃除やメンテナンスは自分でできるように計画段階でよく考えた方が良いと思います

ちょっとしたことで業者さんを呼ばないといけないのも何かと不便でしょうし

(うちも勾配部分のクロスが剥がれたらさすがにどうしようもないですけどね笑)

 

それでもどうしても譲れないものがある場合は腹を括りましょう!

めちゃくちゃ柄の長いモップがあれば、窓拭きくらいはいつでもいけそうです

 

なお、引き渡しから3か月が経ちましたが、間接照明はまだ一度も掃除していません…

(高い所は埃が舞いにくいので掃除の頻度はそこまで多くなくとも良い説もあります…)

 

 

SNS上でのアンケート

勾配天井の採用率がふと気になったのでTwitter上でアンケートを取らせていただきました


 

平屋か2階建て以上か?

 平屋      24人(29%)

 2階建て以上  59人(71%)

 

勾配天井を採用したか?(平屋)

 採用した    11人(46%)

 採用していない 13人(54%)

 

勾配天井を採用したか?(2階建て以上)

 採用した    14人(24%)

 採用していない 45人(76%)

 

結構驚きだったのは、平屋の46%、ほぼ2人に1人が勾配天井を採用していることです

平屋×勾配天井は結構メジャーなんですね

 

勾配天井を採用した方の理由としては、見た目がおしゃれ好みだったからという意見をいただきました

自分の好みで好き勝手出来るというもの、注文住宅の醍醐味ですね

 

他に考えられる理由としては、ロフトやスキップフロアと繋がりのある空間にしたいとか、天窓やピクチャーウィンドウの設置などでしょうか?

2階建ての吹き抜けみたいに高さを出せるところがないから、高さを演出したかったなどもあるかもしれません

 

 

2階建て以上で勾配天井の方の割合はさすがに減りますが、私が想像していたより多かったです

2階リビングの方が採用しているケースが多いのかなと想像します

あとはうちのような特殊ケースの方も。。?

 

 

おわりに

勾配天井の電気代事情とお掃除事情について回答してみました

勾配天井を採用したい理由と、採用した場合のデメリットを天秤に乗せて、後悔のない選択をしていただきたいですね

少しでもその参考になれば嬉しいです。。

 

あとHM担当者の方が後ろ向きな姿勢に感じるので、もうされているかもしれませんが、採用したい理由を強くぶつけて共有しておくと良いような気もします

そうしておいた方がきっとより良い提案に繋がると思います


記事に出てきたハウスメーカーの掲示板

積水ハウス

ABOUTこの記事をかいた人

「猫と暮らす家」をテーマに積水ハウスと家づくり計画が絶賛進行中。営業さんとの出会いはネットから。猫と暮らすアラサー夫婦のちょっと変わった新しい家づくりの形をリアルタイムでお届けします。

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