三級うんちく士です。
いきなりですが、タイトルにある「いい客(施主)」って聞くとどのような施主を想像しますか?
今回は、家づくりにおいて施主として結構重要だなと思っていることを書きたいと思います。
自分が客(施主)だとしたらどうなのか考えながら参考になりそうなところだけ参考にしてください。
前回の記事はこちら!
Contents
客(施主)としてのスタンス
まずは経験談として自分の(タマホームでの)家づくりで意識したスタンスを書きます。自分の場合には、同じひとつの家(自分の家)を建てるチームメイト(仲間)のような意識で業者さんと関わらせていただきました。
業者さんとひと言でいってもタマホームの場合には主に関わるのは計画の段階で営業担当さん、そして現場が動きだすと現場をまとめる工務担当さんという感じで役割分担がされています。
そのほかに設計担当の建築士さんなどもいましたが、基本的には営業、工務の担当者2人との付き合いが多かったです。(施工業者さんは工務担当に含んで考えてください。)
そしてその2人との関わりの中で意識したのはコミュニケーションをしっかりととるようにしたことです。
なぜかというと、そうすることによって日頃の動きや流れを確認することができ、打ち合わせなどで何が必要で何が足りないかや現場ではどんなことが行われているのかを把握できたことで双方でチェック機能が働いたと思っています。
言い方を変えるとちょっとこの客面倒だなとかうるさいなと思われたくらいな感じで関わっていたと思います。
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客(施主)のチェック機能とは
自分の場合でいうと施主として現場にはなるべく足を運び挨拶をしたり差し入れをしたりしました。また、今はどんな作業してますか?とかこれは何ですか?って感じで声をかけたりするのは毎回のことです。
そのほか許可を得たうえで現場のチェックもさせてもらいました。
この場合、施主が一生懸命にかかわることで業者さんも見られている!という意識(プレッシャー)が働くと思いますし、施主が一生懸命にかかわることで業者さんにもその姿勢や熱量(熱意)が伝わります。
逆に施主がかかわらない場合にはその逆の心理が働く可能性があると思っています。
例えばですが、逆の心理がはたらくことで見ていないところで手を抜かれたり、「この客は何も言ってこないから期限ないけど後回しでいいかな」といった感じです。
どうしても現場が遠かったり都合でいけない場合でも両親や兄弟、友人などに動画や画像の撮影だけでもお願いするとかできる範囲で対応したりだけでもいいと思います。
かかわることでこのチェック機能が働くと思っています。
客(施主)としてやってはいけないこと
家づくりは、「家を建てる」という同じ目的を持った業者さんとの共同作業だと思った方がいいと思います。そういった意味では前段でも書いたとおり客(施主)の姿勢や熱量が伝わります。
客(施主)だからと言ってモンスターカスタマーのような「私は客だ!」みたいな姿勢では業者さん側も嫌になってそれなりの対応になってしまう恐れがあります。
なので客(施主)として上から目線でみたいなスタンスはやってはいけないこととして覚えておいてください。
ただし、相手はプロでも間違いや失敗はあります。
そんな時はしっかりと質問をしたり確認を求めてください。
その時も大事なのは言い方や接し方なのです。
相手はプロですので上からの物言いでは、あとあとの施工に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
そういったことがないようやりとりができるようにするためにも日頃のコミュニケーションをしっかりととっておきましょう。
いい客であって都合のいい客になるな!
先ほどとは逆に業者さん側に対して注意しなければいけないこともあります。例えば客(施主)に対して、いい加減なセールストークをしたり嘘を付いて囲い込むようなスタンスの場合です。
これを真に受けて予算を大幅にオーバーしたり、自分の理想とかけ離れた家になると後戻りできません。
なので、客(施主)=お金にしか見えていないような営業さんや同じミスを繰り返して悪気のないような担当者は良いチームメイトにはなれません。
そういった時には客(施主)として何らかの行動をする必要があります。
ただ家づくりの経験の無い客(施主)がセールストークなのかどうかなどを見抜くことは難しいと思います。
そういった場合には身近な友人やSNSなど情報収集するほか「家系ブログを盛り上げる会」でアドバイスを求めるのも一案です。
距離を近づけようと努力したにもかかわらず応えてもらえない場合には、担当を交代したり、上役に相談したり場合によっては業者ごと変更することもありだと思っています。
家づくりは一生に一度と言えるくらいの大きな買い物になります。
迷ったら立ち止まったり、意見を求めたり、状況によっては心を鬼にして意見を伝えることが必要だと思います。
いい客(施主)になる!話まとめ
これだけ科学の進んだ現代でも家づくりは基本的に多くの「人」が直接かかわって作業し完成するものです。家づくりってどうしても数字の話や製品の話になりがちですが、決定的に必要な要素としてこういった「人」としての要素が大きいと思っています。
それだけにこういったやりとりを心得ておくだけでも良い家づくりに近づけるのではないでしょうか。
ということで最後までお読みいただきありがとうございます。
では、良い家づくりを。
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