エアコンの配置は”絶対”間取りと一緒に決めてください

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クロセの記事を読むのが初めての方は、まずこちらの記事をお読みください。

ども、クロセです。

今回はエアコンに関するお話をしたいと思います。

エアコンの配置を決める際、多くの人は間取りが確定した後に、何となく設置できる場所にテキトーな容量のエアコンを配置するという人が多いのではないでしょうか。

ちょっと待ってください。

エアコンの配置は以下の理由から絶対に間取りと一緒に決めてください。

①室外機とつなぐ必要がある
②設置するための壁・コンセントが必要

今回はこのエアコンの位置を間取りと一緒に決めるべき理由を書いていきます。

①室外機とつなぐ必要がある

エアコンというとみなさん下写真のような機械を思い浮かべる人が多いと思います。

エアコンの商用利用可フリー写真素材6150 | フォトック

ご存知の方も多いと思いますが、これはエアコンの「室内機」であり、これとは別に下写真のような「室外機」と配管をつなぐ必要があります。


エアコンは室内機と室外機をつなげることで使用可能になるわけですが、つなぐ距離が近いと消費電力に対する空調の効率がいいですし、工事費も安く済みます。

そのため、できる限り近くに置きたいわけですが、室外機が効率良く働くためには適度にスペースを確保する必要があります。

参考までに、パナソニックのHPでは以下のように記載されていました。

エアコン】エアコン室外機の設置条件を、教えてください。 - エアコン - Panasonic
これよりスペースが狭いと効率が悪くなります。

加えて、室外機は家の周りに置くため、外観を気にする人はそこにも気を使わなければなりません。

室外機の位置についてまとめますと「外観を損なうことがないか」「室外機との距離を最短にできるか」「室外機の周りに十分なスペースを確保できるか」に注意する必要があります。

 

②設置するための壁・コンセントが必要

基本的にエアコンは壁につけて使用するため、設置するための壁が必要です。
(例外として、床置きエアコンもありますが今回は割愛します)

ただ、壁があればどこまで設置できるかというとそういうわけではありません。

室外機同様に、室内機の周りもスペースが必要です。
参考までに、パナソニックのHPでは以下のように記載されていました。

エアコン】エアコン本体の設置条件を教えてほしい。 - エアコン - Panasonic
また、室内機と室外機で配管をつなぐ必要がありますが、外壁ラインから遠いと下写真赤丸のように配管が見えてしまいます。 更に当然ですが、室内機用のコンセントも近くに必要ですので、コンセントの位置も事前に計画しておく必要があります。

これらを満たしたうえで適切な位置、方向に設置するためには、やはり間取りと一緒にエアコンの配置も計画しておくべきでしょう。

余談ですが、家が完成した後でコンセントを追加しようとすると結構な費用を取られるため、少なくとも各個室にエアコンを設置できるようにコンセントの設置と、室内機・室外機のスペースを保険として確保しておくべきでしょう。

 

エアコンの配置はそんなに大事なのか?

適切な配置のためには事前に計画しておくべき理由を述べてきましたが、そもそもエアコンの配置はそこまで大事なことなのか?

個人的見解ではありますが、私はかなり大事かと思います。

家の形状にあった配置になっているかでエアコンの効き方は変わります。
体に直接風が当たると不快なのでそれを避ける配置にすべきです。
風の音は結構大きいため、テレビやコンポのそばは避けるべきです。
エアコンで給気口や大きな窓からくる外気温の影響を和らげることが可能です。
配置次第ではエアコン1台でかなり広範囲の空調を行うことも可能です。

このように、エアコンを適切に配置するにはいろいろな要素が絡んでくるわけですが、間取りが決まりきった後に配置を決めると「設置できる場所にしょうがなく設置する」となりがちです。

そうならないためにも、エアコンの配置は間取りと一緒に入念に計画をするようにしましょう。

終わりに

今回は間取りと一緒にエアコンの配置を考えることの重要さについて述べてみました。

今のエアコンは無暖房でもそれなりに快適になるように作られていますし、一方で家の断熱性能も昔に比べて上がっているため、多少テキトーに配置してもそれなりに快適になると思います。

しかし、配置をこだわることで効率や快適性は変わりますし、何といっても配置の計画を入念にしても時間は多少かかってもコストはかかりません。

ですので、ぜひ間取りと一緒にエアコン配置の計画にも少し頭を悩ませてみてください。

理想を言えば、工務店やハウスメーカ側が適切な空調計画を提案すべきであり、私たち施主はそういったパートナーと家づくりをすべきだと思います。

ハウスメーカの中でもローコストメーカではそこまでやってくれる人はまれだと思いますが、今はココナラのようなスキルマーケットでお金を払えば適切な配置をしてくれる専門家もいますので、そういったサービスを活用するといいと思います。

次回の記事では、エアコンの選定で気を付けるべきことを書く予定です。

では。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2020年2月からアイ工務店と一緒に建てたマイホームに居住中。 家の中が寒いのがいやだというところから家づくりを開始した結果、高断熱高気密という言葉に出会う。 以降、いろいろ調べているうちに高断熱高気密の沼にはまり、使者を自称するようになる。