ども、クロセです。
今回は実例紹介です。
アイ工務店で家を建てたシルさんの家を紹介いたします。
アイ工務店でどんな家が建ったのか。
シルさんの目指した過ごしやすい家とは。
Contents
シルさん宅の基本情報
建築先 | アイ工務店 |
商品名 | Ees |
延床面積 | 約30坪 |
敷地面積 | 約30坪 |
完成時期 | 2021年10月 |
建築費用概算 | 建物:2600万 |
家族構成 | 夫婦+子供1人 |
地域 | 千葉県 |
特記事項 | 建蔽率50% 容積率100%制限あり 第一種低層住宅専用地 C値等の測定は実施せず |
シルさん宅のコンセプトと間取り
シルさん宅の間取りは以下の通りです。1F,2Fに加えて屋上もあります。
1FはLDK、2Fには個室に加えてお風呂、洗面所などが配置されています。
お家のコンセプトは「過ごしやすい家」「メンテナンスしやすい家」「断熱材のある家」だそうです。
各コンセプトについて以下本人からのコメントです。
・過ごしやすい家
旧居を一度リフォームしているので、その経験も踏まえてのコンセプトです。
リセールバリューは一切考慮せず、自分たちの暮らしやすい、
ライフスタイルにあった家をイメージして間取りなども自分達で考えました。
・メンテナンスしやすい家
メンテナンス性については、旧居で様々なモノが色々な壊れ方をしていくのを見て、
ある程度はセルフメンテしやすいように、配置や機器の選定をしました。
・断熱材のある家
今時の注文住宅は言わなくてもそれなりのレベルで断熱性・気密性を確保してくれていますが、
なにせ旧居が断熱材ゼロ住宅で激寒・激暑な家でしたので、それなりの性能を求めていました。
アイ工務店については、当時の標準設定でも特に課金してまで上げなくても良いのでは?
と思える建材を採用されていたので、標準のままです。
旧居での暮らしを参考に、何が必要かを考えて家づくりをされたようです。
家づくりで暮らしをイメージする重要さはよく語られますが、
実際にリフォームもして暮らした経験があるのは大きいですね。
また、元は断熱材が無い家に住んでいたということで、
当時でもそこそこ断熱性能が高かったアイ工務店であれば、
電気代・快適性の面で大きく差を感じることでしょう。
シルさん宅こだわりポイント
リビング(1F)
リビングは広さの確保に加えて、テレビを2台設置できるようにしたそうです。個室ではなく、リビングに子供用のゲームを配置すること、
テレビを部屋の両端に配置し、音の干渉を減らすことで
親と子供が別々で遊べることと、コミュニケーションの取りやすさを意識したそうです。
より詳細なリビングの様子は以下のシルさんのブログ記事で確認できます。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12849594314.html
トイレ(1F&2F)
トイレは絶対に2つと決めていたそうです。来客用と私用で分ける、感染症時の使い分け、使用タイミングが被った時になど、
いくつかのシチュエーションを想定したそうです。
以下のシルさんのブログ記事ではトイレの写真もありますので参考までに。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12838452665.html
個人的にもトイレ2つはお勧めです。
単純にかかる費用は2倍になりますが、実際に結構使い分けるシーン多いので。
キッチン(1F)
キッチンは何と奥様こだわりのダブルシンク仕様だそうです。大きなシンクを2つ備えたシステムキッチン製品はなかったようで、
通常のシステムキッチン+シンクのみでオーダーされたそうです。
用途はそれぞれ「食材洗浄用」と「食器漬け込み用」だそうです。
まるでレストランみたいですね!
そんなこだわりのキッチン記事はこちらです。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12703620939.html
また、食洗器は幅600のワイド型(Panasonic)だそうです。
深型はよく聞きますが、ワイド型はちょっと珍しい気がします。
海外製の食洗器も検討したそうですが、無難な国産にしたとのことです。
食洗器について述べているブログ記事はこちらです。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12796780636.html?frm=theme
玄関土間(1F)
狭い玄関ですが、どうしても土間収納が欲しかったので無理やり作ってみたとのことです。(とおっしゃってますが、間取りを見る限り私は狭いと思いませんでした(;´∀`))
キャンプ道具や靴などを収納したり、コンセントを用意して
電動自転車のバッテリー充電スペースも作ったりされているそうです。
玄関と収納の仕切りはカーテンで済ませているそうです。
(私の家はドアで仕切りましたが、実際カーテンのほうが使いやすい気もします)
そんな玄関に関する話をされているブログ記事は以下を参照してください。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12761264366.html
ファミリークローゼット(2F)
2Fに洗濯所があることを考慮して、洋服を一元管理できるファミリークローゼットを2Fに採用したそうです。
これで広さは3畳程度だそうです。
通路の両端に収納を配置することで、面積に対して効率よく使えているイメージですね。
シルさんいわく、4人家族だと割とかつかつらしく、
服の量次第ではもう少し広くないと厳しいかも?とのこと。
ファミリークローゼットに関して以下のブログ記事を参照するといいでしょう。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12719157563.html
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12806934054.html
・浴室 脱衣所 バルコニー
浴槽はTOTOのサザナで、オプションにお掃除浴槽と床ワイパーを採用しているそうです。
ボタン1つで浴槽と浴室の床掃除をしてくれるというTOTOのオプション。
私も床ワイパーだけつけていますが、手で掃除をする頻度を大きく減らせるので気に入っています。
また、洗濯動線を意識して脱衣所とバルコニーは隣接させたそうです。
洗濯機の真横が物干し用のバルコニーです。
ファミリークローゼットも同じ階にあるので無駄が少なくて良さそうですね。
お風呂の仕様については下記ブログ記事を参照してください。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12629291816.html
また、お風呂のオプション費用は下記ブログに記事に記載されています。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12671946495.html
書斎(シルさんの趣味部屋)
シルさんの籠り部屋で、奥さんからは何度も無くせ圧が掛かりましたがなんとか死守されたそうです。(;´∀`)
広さは3畳ほどで、ゲーミングデスクとゲーミングチェアを設置して快適な環境に!
有孔ボードを取り付けて、収納的にも工夫したそうです。
通常だと小部屋には付かない1種換気システムの吹き出し口を付けて、
換気も問題ないようにしたそうです。
そんなこだわりの書斎は以下のブログ記事を参照して下さい。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12707935679.html
屋上バルコニー
シルさん宅の目玉ともいえる場所で、シルさんと奥さん二人の希望で作ったそうです。広さはなんと13畳。
もっと広くしたかったそうですが、規制でこのサイズだそうです。
使い勝手を良くするために、コンセントと水道も引いてあり、
お風呂後の湯冷ましや、食事、BBQ、花火鑑賞に活用されるそうです。
時期は限定されますが、ハンモックを置いて寛ぐこともできるそうです。
周辺が第一種低層住宅専用地で、覗き込まれるような高い建物も皆無ですし、
地上の庭では難しい住宅密集地の中でのプライベート空間を実現できたそうです。
防水仕様については、スカイプロムナードという金属屋根の商品の中で、
耐久性の高いステンレス仕様にして、30年ノーメンテだそうです。
以下が屋上の内覧会のブログ記事ですが、これ以外にも屋上の記事がいっぱいありますので、
気になった方は「屋上」で記事検索して色々覗いてみてください。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/entry-12703624342.html
入居後の満足度
入居後の満足度を聞いたところ「85点」という回答でした。100点と言いたいそうですが、「家は3度建てて」などという言葉の通り、
実際住み始めると「もうちょっとこうすれば」なんてことがあったそうです。
コンセプトにも掲げた「メンテナンスしやすい」の部分は、結構妥協しているとのこと。
因みに前述している築40数年の旧居の満足度は30点くらいなので、
圧倒的に満足しているそうです。
選んだ工務店の特徴・感想
アイ工務店の感想ですがシルさんからは下記のように回答をいただきました。近い価格帯の同業他社さんに比べ、同じ値段でもワングレード高い建材が選べたり、
キャンペーンとしてこれまたワングレード高い建材が採用されていたりと、
コストパフォーマンスが高い印象でした。(2020~21年当時)
営業さんや現場監督のマンパワーが強い会社なイメージ。
営業さんの知識量は10社くらいハウスメーカー巡りましたが、一番だと思いました。
他社さんと比べると明らかに営業さん・現場監督の仕事量が多く、
それゆえに契約後のレスポンスの悪化はBADポイントです。
一方で彼らの頑張りによって、値段を他社より下げている面はあると思うので、
そのあたりを許容あるいは自らがサポートできるかが、
このハウスメーカーを選べるかどうかのポイントになるのかなと思います。
至れり尽くせりを求める方は、お金はかかるかもしれませんが
大手がおススメだと思います。
コスパはいいけど営業の負担が高くレスポンスが…という感じのようです。
私もアイ工務店で建てていますが、同じような感想でした。
営業さんと根気強くおおらかな気持ちで向き合えないと大変かもです笑
後悔ポイント
シルさんの後悔ポイントは以下の点のようです。家そのものにはかなり満足しています。
強いて言うなら、流行りに乗って削ってしまった
お風呂場の物干し棒ですかね。
あれはあった方が良いです。
ということでほとんど後悔はないようです。( ´∀`)
家づくり中に楽しかったこと・苦労したことなど
シルさんの楽しかったこと、苦労したことは以下のようです。<楽しかったコト>
間取りを考える時は楽しかったですね。
間取り作成ソフトを購入して、夫婦でアレコレ試してみて、
それをハウスメーカーの方に添削してもらう感じでした。
一般的にはハウスメーカー側が、施主の要望を聞いて、
間取りを書いてアレコレするのですが、ウチはコダワリ強すぎて、
ほぼ私たちが考えた間取りベースになっています。
建築現場の見学も楽しかったですね。
時間が許せば毎日でも見に行きたかったです。
<苦労したこと>
時間の確保に苦労しました。
家に関する知識的な勉強はもちろん、
最初はどのハウスメーカーにするのかの選択もありました。
そしてその都度関係者との交渉とその準備、ショールームの見学以外にも
ホームセンターなども建材の参考に回ってみたりと、
とにかく時間が足りなかったですね。
丁度コロナ禍もあり、見学日程や時間の制約が多く大変でした。
ピーク時は本業の仕事そっちのけでしたね。
夫婦含めた関係者との認識合わせも苦労しました。
ちょっとした認識の違いが大きなトラブルになるのは良くある話。
私はOKでも奥様はNGなコトも結構ありましたし。
なるべく認識がずれないように、議事録作ったり説明資料を作ったりしました。
どちらもすごい共感しました。
打ち合わせや見学時間の確保は本当に大変です。
一方で間取りや家の仕様を考えている時間は本当に楽しいんです。
家づくりは苦労することも多いですが人生でもほとんどない時間です。
せっかくですので家づくりを精一杯楽しむといいと思います。
これから家を建てる人に伝えたいこと
最後に、シルさんからこれから家を建てる人に向けて以下のコメントをいただきました。まず家の建築は天候に左右される部分がありますので、
穏やかな気候の時期を狙いましょう。
ウチは梅雨時期に上棟させて、見事に警報レベルの大雨の洗礼を受け、
木材が一部カビるなどの被害がありました。(対処済み)
小雨程度なら養生シートでも防げるでしょうが、
そもそも天候が荒れやすい時期に上棟のタイミングを持ってくるのは良くないと思います。日
程については施主側からこの時期にやって欲しいというリクエストを出している関係もあって、
あまり強くは言えないのですけどね。
屋根と壁が完成していればそう被害は出なかったのだろうなというのはあります。
また、スケジュールは余裕をもって計画しましょう。
基本的に業者は複数の案件を同時進行しているので、
自分達の専属担当ではありません。
上記のような天候影響でスケジュールがめちゃくちゃになるケースもありますし、
職人さんの体調不良などもあるでしょう。
多数の関連業者が仕事をする一大プロジェクトですので、
何だかんだスケジュールは予定通りにいかなかったりします。
仮住まいの家賃も馬鹿になりませんが、ギリギリのタイミングで進めると、
後半何かあった時に混沌としてくると思いますので、
仮住まいの賃貸契約には余裕を持っておくと良いと思います。
ちなみに、ウチは上記の雨被害の対処もあり、約1カ月遅れになりました。
天気については調整が難しいですが、確かに雨の日は避けたいですね。
上棟した後に雨が降っても割と養生されないことって普通みたいなんすよ。
というのも、一度乾かした木材はほとんど吸水しないからだそうです。
でもやっぱり気になりますし、カビが生えたっていう人もいるみたいですしね。
上棟の時期は気を使ってもらうといいでしょう。
ちなみに気温が安定している春と秋が上棟にオススメらしいですよ。
スケジュールについてもこの通りで、家づくりは予定よりも遅れがちです。
天気とか人員に左右されたりしますしね。
私も賃貸の契約ぎりぎりでかなり焦ったものです。(;´∀`)
自分の担当さんと相談しつつ、予定の3カ月くらいは大目に見積もってもいい気がします。
終わりに
以上でシルさん宅の紹介を終わります。アイ工務店は一般的なハウスメーカという感じですが、
ダブルシンクや屋上など随所にこだわりが見えて、
注文住宅を楽しんでいると感じました。
シルさんのブログには今回紹介したこと以外にもいろいろな情報があります。
アイ工務店の家づくりやシルさん宅が面白そうと思った方は、
以下のブログをぜひ訪ねてみてください。
https://ameblo.jp/sylsyl2020/
では。