一条工務店施主のソラマルです。今回は2年間対策を続け、決着がついたコウモリとのたたかいを紹介します。
業者への駆除依頼、市販のコウモリ対策グッズ、そして今回紹介する対策方法を順番に紹介していきます。
現在コウモリがほとんど来ない状態にできましたが、今後も今の対策で解決できるのか、経過をみていかないとわかりません。
・新築から今までのコウモリ対策の結果
・最終的に1番効果のあった対策は?
・コウモリ対策にかかる費用を紹介
今コウモリ対策で悩んでいる人だけでなく、これから家を建てる人も記事を読んでもらいたいです。私は家を建てる前、まさか自分がコウモリに悩まされることになると思いませんでした。
Contents
新築時から今まで実施したコウモリ対策と結果
きっかけは玄関先に落ちていた謎のフン。これは何だろうと思い調べたらコウモリの可能性があると。
具体的な対策がわからず、「とりあえず業者に頼めば良いでしょ」と甘く考えていたね。
コウモリのフンは放置すると健康被害や巣を作って家を腐らせると言われており、対策することにしました。
まずはお金で解決できると思ったので、コウモリ駆除業者へ依頼。まだ巣を作ってなかったため忌避剤のスプレーを噴霧してもらいました。しかし結果は惨敗。何度追い払ってもコウモリが来てしまう。さらに業者の対応も悪く自分で対策することにしました。
コウモリ業者に駆除依頼した話はこちらを見てください。
次にした対策は市販の忌避剤。業者と同じように、まずはスプレーを試してみましたが、効果はみられず。さらにスプレーは1本1,000円前後と高額なうえ、効果は短時間でコスパ最悪でした。
3番目にした対策は照明によるコウモリの追い払い。ソーラーのセンサーライトを複数設置して効果を確認しました。これも効果は薄く、コウモリは来てしまいました。
4番目の対策では、設置式の忌避剤を使いました。設置式は簡単で良いのですが、あまり効果が得られず、完全に追い払えませんでした。しかも室外での使用だったからか、ハッカの匂いが薄く、コウモリが慣れてしまったようです。
とうとう手が尽きた私は、自分でコウモリ対策グッズを作ることにしました。
自作でコウモリスプレーを作ってみた
実際、1番効果があったのは自作のコウモリスプレーです。作り方は最後に紹介します。
まさか市販のスプレーより効果があると思わなかったよ。普通、自分で作った方が効かないと思うよね?
まず試したのはハッカ油を使った自作スプレー。大雨以外の午後に毎日スプレーを噴霧してみました。するとコウモリのフンが落ちている日がほとんどなく、コウモリに勝ったぞ!と思いました。
しかし、しつこいコウモリが1~2匹いるのか、完全にフン被害を解決することはできませんでした。
コウモリはにおいに慣れてしまうみたい。
大丈夫。想定の範囲内だから。
次は、ハッカのにおいに慣れたコウモリに追撃します。実はコウモリはにおいや照明の光に慣れてしまう個体がいます。そのため次の対策を考えていました。私がした追撃方法はハーブスプレーです。
100均で購入したペパーミントのアロマオイルを、ハッカ油の変わりに混ぜます。コウモリはハッカ以外にミント系のにおいも苦手とのこと。
ミントスプレーでコウモリに完全勝利しました。
とりあえず今年はコウモリの被害に悩むことがなくなりました。しかしコウモリはしつこい。
コウモリはしつこい
コウモリはスプレーを1か月ほど使い続けないと、すぐに戻ってきます。完全にあきらめるまで戦い続ける必要があります。1度来なくなっても、また来る可能性があるため、長期戦を覚悟しましょう。しかし長期戦だと市販薬では高額な費用がかかります。そのため今回私が使った自作スプレーの作り方と費用を最後に紹介します。
自作コウモリ対策スプレーの作り方と費用
私が作ったコウモリスプレーの費用は、1か月間、毎日使い続けて約2,500円でした。もし市販のスプレーを使う場合、3万円を超える費用がかかるため、安く済ませたいなら自作しましょう。
今回使った材料は
- 精製水(薬局)
- ハッカ油(薬局)
- 無水エタノール(薬局)
- アロマペパーミント(100均)
- スプレーボトル(ホームセンターの園芸売り場)
合計した購入費用は約2,200円です。私の場合は、しつこいコウモリがいたので追加でペパーミント用のスプレーを作成したため、コウモリを完全に追い払うのに合計で約2,500円かかりました。精製水はすぐなくなりますが、1本100円なので財布に優しいです。
具体的な作り方は
- 精製水をスプレーボトルに200ml入れる
- ハッカ油を100滴入れて、よく混ぜる
- 無水エタノールを20ml混ぜる
ハッカ油は混ざりにくいので、最初に入れてよく混ぜておきましょう。慣れてからは感覚で適当に量を見て入れていますが、容器を使って量を測って入れても構いません。その場合は入れやすいように、注ぎ口のある容器にしましょう。ちなみにペパーミントもハッカ油と同量で構いません。少し効き目が弱いかなと思ったら、オイルの量を少し増やしてみましょう。
自作だと香りの強さを微調整できるからオススメ。
あとはコウモリが来るところにスプレーで噴霧しましょう。高いところはスプレーのSTREAM機能を使うと便利。霧状のスプレーでは高いところは届きませんので、購入時に注意してください。
スプレーボトルを選ぶのが1番大変だったよ。
・霧吹き機能しかないと、高いところに届かない。
スプレーボトル購入時は必ずアルコール対応の商品を選びましょう。非対応だとボトルが溶けてしまいます。ちなみに100均のスプレーボトルはほとんどがアルコール非対応です。
スプレーボトルは商品によって霧吹き機能しかないものがあります。軒下など高いところに吹きかけるときはSTREAM機能付きを選びましょう。
最後に、完成したらスプレーに使用した材料は暗くて直射日光の当たらない、涼しい場所に保管してください。
まとめ
新築でも関係なくコウモリは来ます。とくに軒のある家や、すき間が少しでもある家はコウモリが巣をつくりやすいです。私もまさかこんなにコウモリに悩まされると思っていませんでした。
コウモリが巣を作っていたら、まずは駆除業者に依頼して『追い出しとすき間埋め』をしてもらいましょう。そしてコウモリがまた来ないようにスプレーや設置式の忌避剤、照明などを使った対策をしてください。
私のようにコウモリが巣を作ってないけど、毎日のように来てフンをして困っている方は自作のコウモリスプレーを使って対策してみることをオススメします。
コウモリにも個体差があるため、確実に効果があるとは限りませんが、今回の実験で一定の効果は確認できました。
来年以降もコウモリ対策を続けて、引き続き効果を確認していこうと思います。
ソラマルです(Twitter)
別で一条工務店をまとめたブログを運営
一条工務店や森のしずくの紹介希望はTwitterのDMやブログからお問い合わせください