高性能住宅は春と秋に空調管理が大変


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10月も終わりますが、暖かい日がまだ続きますね。しかし日中と朝や夜の気温差は大きい。夜は暖房で「昼は窓をあけてるよ」という方が多いんじゃないでしょうか。




しかし一条工務店のように高気密、高断熱で1種換気システムを使った住宅は、基本的に『窓を開けません』。外の汚れた空気や湿気、カビなどを室内に入れないためです。




また、室内を一定の温湿度に保っているため、外気を入れる必要性がないんです。しかし、この季節になると日中の太陽光で室内はオーバーヒート状態。




今回は、季節の変わり目にしている我が家の空調管理を紹介します。記事を読んで、『窓を開けない』具体的な生活のイメージがつくといいかなと思います。








家の空調管理方法を紹介




一条工務店では1種換気システムを使用しています。そのため、基本的には窓を開けない生活です。実際に住んでそろそろ3年になる私も、窓を開けたのはコロナウイルスに感染したときの換気だけでした。




換気システムがわからない人は、一条工務店の1種換気システムの紹介記事を読んでください。




1か月も住めば、窓を開けない生活に慣れる。外気を室内に入れるメリットを感じなくなります。




次は具体的な季節別の空調管理を紹介します。




春は床暖房からエアコン暖房へ切り替え




春先の空調管理




3~4月は日中が暖かく、夜は冷えます。我が家では夜間冷えるとき、床暖房を夜間のみ20~23℃の低温でタイマーにしています。この設定なら蓄電池(7.04kwh)で電気を賄えます。




日中の太陽光で室内が十分暖かくなり、夜も寒くないなら暖房は不要になります(大体4~5月)。




日中に暖めた室温を朝までキープできるかがカギ。高性能住宅である一条工務店でも、降雪地域の我が家では、春でも朝までに1~2度前後の室温低下があります。




昼間に天気が悪く室温が上がりきらない場合は、日中に短時間だけエアコン暖房を使って室温を上げておきます。




うちの家族全員の適温は、室温25~26℃、湿度45~52%だよ。




全員が過ごしやすい適温探しが1番大変かな。




梅雨と夏は24時間再熱除湿で空調管理




梅雨から夏の空調管理




ジメジメする5~6月と暑い7~9月は24時間エアコンを使用します。




  • ジメジメして不快
  • 家の中でカビが発生する可能性がある
  • 洗濯物の室内干しのため



5月後半~9月はこれらの対策で24時間除湿をします。衣類乾燥機(除湿器)を使用してもいいですが、室温を上げてしまう機械がほとんどです。




そのため、再熱除湿機能のついたエアコンで冷房をかけます。設定は間取りや生活環境で変わります。




再熱除湿は、部屋を冷やしすぎずにしっかり除湿してくれる機能です。



我が家のエアコン設定は




  • 梅雨:26.5℃、湿度40%
  • 夏:24.5℃~25.5℃(寒がりと暑がりの差)、湿度40%



夏の冷房だけは設定を昼夜で変更しています。夜は温度を高めにしておかないと、子どもが布団を蹴って冷えてしまいます。




※風向きや強弱など、その都度必要なら変更しています。




我が家はラクだから衣類乾燥機をランドリールームで使用。もちろんサーキュレーターでもいいけど、湿度を他の部屋に送りたくないからランドリールーム完結させています。




今後、床暖房の季節はサーキュレーターも試していくかもしれないけどね。




基本的に、冬の洗濯物は床暖房だけでもほとんど乾きますが、早く乾燥させるにはサーキュレーターがいいかも。




秋はエアコンをうまく使いながら床暖房を開始




秋の空調管理




10~11月は短時間のエアコン暖房を使いながら、床暖房を開始します。まずは寒いなと感じたら、エアコンを開始。エアコンの風が不快なので、夜間はほとんど使いません。使うのは朝の30分と夕方1時間程度です。




それでも夜間に寒いと感じるようになったら、天気のいい日に太陽光発電を利用して床暖房を開始します。床暖房は暖まるのに数日かかるため、エアコン暖房と併用。




ここでポイントは、床暖房をつけると昼間にオーバーヒートして暑くなること。我が家の場合、26℃を超えたらエアコン冷房を床暖房と併用します。




冷房と床暖房を併用するの?と思われるかもしれませんが、昼間に暑いからと床暖房の設定を下げると、夜間寒くなります。




1時間ほど昼に弱冷房をつけておけば、25℃まで下がるため、夜間は適温で過ごせます。




ちなみに、昼に暑くなる日は天気がいいから、太陽光発電で冷房に電気代はかからないよ。




冬は24時間床暖房で足元からぬくぬくもデメリットが




冬の空調管理




さあやってきました問題の冬。11月後半~2月です。この季節は節電していると一気に家中が過ごしにくい環境になります。




節電よりも過ごしやすさを重視しましょう。そのためにも家の性能が一定基準を満たすハウスメーカーが理想です。




我が家が1番気にしたのは冬の過ごし方。地域によりますが、降雪地域で節電とか言っていると、家で過ごすのが苦痛になることも。




冬は秋に暖めた床暖房の設定を少しずつ調整していきます。エアコンは一切使いません。




床暖房の設定は




  • 水周り(浴室、脱衣所、洗面所):28~34℃
  • LDK、玄関:27~32℃
  • 和室や寝室など寝る部屋:26~29℃
  • 2階(現在未使用):26~28℃



一度設定ができれば、大雪など極端に寒くなる日以外はその設定でいけます。事前に寒くなるとわかっているので、前日の日中から少し設定温度を上げて対応しています。




タイマーを使って夜間は子どもが寝やすいように少し温度を下げます。かわりに日中は温度を上げて暖めます。そうすることで夜間の消費電力を減らして太陽光発電で対応できる。




しかし、雪が降ったり、天気が悪いことが多い地域なので、天気の悪い日が続く場合は、日中よりも夜間に電力を多く使う設定に変更しています。




よくいう昼間に太陽光で発電した分から自己消費するという戦略は使えません。



一条工務店に住んでから実際にかかった電気代を公開しています。参考にしてください。




冬の加湿について




冬の加湿について




冬に気になる乾燥。その対策として我が家では『うるケア』というシステムを採用しています。




うるケアは一条工務店の1種換気システムであるロスガードにつけれられるオプションで、全館自動加湿機能をもっています。




そのため住んでから2年間、加湿器は使っていません。それでも湿度を40%以上キープできています。




乾燥が気になるときは、洗濯物を干しているランドリールームのドアを開けておくか、浴室のドアを開けています。




床暖房は乾燥するので、加湿対策はしっかり考えておきましょう。また、よく忘れられるのが除湿剤です。夏場に使った除湿剤をそのままにしていませんか?




これから乾燥する季節です。除湿剤は必要最低限にしておきましょう。




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