ヘーベルハウスの家を建てる手順~最終回

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ヘーベルハウスの実際の施工について、今回は最終回となります。
なお、筆者が建てた2020年時点(1911仕様)時点のお話なので、細かい点で最新のヘーベルハウスと差異があるであろう点はご容赦ください。

前回までは…


 

Contents


 

壁紙施工

工事も最終段階へと入ってきます。
木工事が完了し、住設が入ると壁紙施工となります。

その頃には壁紙も搬入されてきます。
この壁紙は余裕を持って納品されるので、最後に少し余ります。
余った分は、後々の補修に使えるのできちんと取っておきましょう。


 

下地作り

壁紙施工を行う前に、まずは下地作りから始まります。
石膏ボードと石膏ボードのジョイント部分や、打ち付けた釘の部分など凹凸がある場所をパテで埋めていきます。
最初は、まずパテを多めに盛り付け乾かします。


角の部分にはこの様な補強材を取り付け、パテを盛っていきます。


一回目のパテが乾いたら、上から更にパテを盛り、表面を削りつつなだらかにしていきます。


 

壁紙の貼り付け

下地が出来上がったら、早速壁紙を貼り付けていきます。

近年では、壁紙への糊付けは専用の糊付け機を用いて行います。


糊付けしたら、壁に貼っていきます。


壁紙と壁紙のジョイント部分も、柄にズレがないように綺麗に施工していきます。
腕の良い職人さんが仕上げると、ジョイント部分が全くわからないくらいに綺麗に仕上がります。


 

電気工事

壁紙施工が終わったら、最後に電気工事を行います。
木工時の工程で、電気配線を済ませているので、壁紙が貼り終わった壁に電気スイッチやコンセント等の機器を取り付けていきます。

 

ブレーカー

ブレーカー部分の配線を整理し、ブレーカーを取り付けます。



 

電気コンセント

コンセントは壁紙を施工する前に本体を取り付けし、コンセントを取り付けた後に壁紙を施工するようです。


 

情報分電盤

インターネット用の光回線を終端し、各部屋のLANポートにつながる情報分電盤もこのタイミングで施工されます。
光回線の引き込みは専門の業者が後日くるので、光ケーブル引き込み用の筒だけ準備されます。


 

照明器具の設置

各種照明器具の設置もこのタイミングで実施されます。
ダウンライトのような埋込式の照明器具もこのタイミングで施工されます。


 

その他設備の設置

電気工事と並行して、その他の電気系、ガス系設備も設置されます。

例えば都市ガスを採用している場合は、ガス給湯器はこのタイミングで接続されます。


 

キッチンの換気扇も、電気屋さんが施工してくれます。


 

外構工事

ハウスメーカーに外構工事をお願いした場合は、工程の最後のタイミングで外構工事が行われます。

ただ、玄関土間と玄関ステップについては外構ではなく、家本体工事に含まれます。

 

玄関土間

ヘーベルハウスでは標準的なタイル床を採用した玄関であれば、玄関土間から玄関ステップまでのタイル施工が実施されます。


左官作業で綺麗に下地モルタルを施工し、タイルを貼り付けていきます。


この玄関ステップ以外の場所は、外構工事の範囲になるため、ヘーベルハウス提携の外構業者のを選べば引き渡しまでに外構が完成し、他の業者に頼む場合は引き渡し後に外構工事が開始されます。

 

最終チェックと引き渡し

ここまで長かったですが、約半年かけてヘーベルハウスは完成します。

完成後は施主内覧会を実施し、手直し箇所等の確認を実施後にハウスクリーニングが行われます。
このハウスクリーニングで、施工中についた細かな傷や、内覧会で指摘された手直し箇所の修正などを実施し、いよいよ引き渡しとなります。

 

引き渡しの流れ

引き渡し日は、諸々設備の使用方法の説明などをしながら家全体を見て回り、引き渡しセレモニーが実施されます。

ヘーベルハウスの支店によっても色々あるようですが、テープカットを行うケースは多いようです。
他のハウスメーカーでもテープカットを実施しているケースは多いので、王道なのかもしれません。



テープカットの際に、家のマスターキーが引き渡され引き渡しセレモニーは終了です。
その後、引き渡しの受領書類や各種保証書や建築確認申請書等の書類の引き渡しが終わると、引渡し完了となります。

ヘーベルハウスでは、引き渡しのプレゼントにキッチンの中には旭化成のキッチングッズが沢山詰め込まれて引き渡されます。
さすが旭化成ですね(打ち合わせで展示場に行くと毎回サランラップをくれるので、ヘーベルハウスで建てた人の多くはしばらくラップには困らないという噂が)。


 

ヘーベルハウスを建てる手順シリーズを終えて

なんだかんだ13回に渡って続けてきた、『ヘーベルハウスを建てる手順』シリーズも今回で無事に最終回を迎えることができました。

ヘーベルハウスでの家造りを検討している人に少しでも参考になったのであれば幸いです。

ここでお知らせです。

私、ズブロッカ大佐はこの記事をもって、コダテルブロガーの任を終了します。
2020年の仕様で建てて、その仕様についてのお話を書いてきましたが、既に2022年。ヘーベルハウスでは新しい仕様も出ていますし私が発信できる情報も古いものとなりました。

もともと家造りをするにあたって日記代わりにブログを始めて、このコダテルの立ち上げの企画に際してお話をいただき、活動をさせていただいておりましたが、正直もうお話するネタもないですし、自分の家が建ちかれこれ2年経って、家にも生活にも満足しております。
そんな中で、更に誰かのために情報発信をしようという熱意も特になくなってきてしまったというのが正直なところです。

このコダテルでも私は何度か書いたかもしれませんが、家はあくまで人生を面白おかしく送るための拠点であり箱です。
私はこの箱に満足し、楽しく生活しています。

そういう状態であるので、いつまでもダラダラとこのコダテルブロガーに居座るのもどうかと思い始めたので、このシリーズの終了を以てコダテルブロガーから退任致します。

短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました。
皆様の家造りが良い結果となることを願っております。

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ABOUTこの記事をかいた人

2020年にヘーベルハウス(FREX AXiii)で家を建てたヘーベリアンです。 当時の仕様のヘーベルハウスでの家造りの流れ、建築の流れや、住宅ローンについての記事を投稿していました。 2022年7月をもって、コダテルブロガーを退任したため、既存の記事以降は更新予定はありません。