【コタエル】ヘーベルハウスのアメリカカンザイシロアリ対策はどうなっているのか?

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このコダテルに新たに実装されたサービスである「コタエル」に早速質問が舞い込んできました。


質問文をそのまま引用すると…

木造か鉄骨か?
に関する部分にもなるかと思いますが、「アメリカカンザイシロアリ」は飛来してきて基礎以外の木造部分もターゲットにする、という情報を目にしました。

木造建築にお住まいの皆様、この辺りをどう捉えていらっしゃるか?また対策を講じられている方は教えて頂けたら助かります!

 

木造建築にお住いの皆様という前提条件を無視して、今回の質問についてヘーベルハウスはどうなの?という観点で回答をしてみたいと思います。


 

アメリカカンザイシロアリとは?

検索すると色々な情報がヒットしますが、東京都中野区が公開している情報をここでは紹介しましょう。


ざっくりと特徴をまとめると…
  • アメリカ原産の白蟻である
  • 日本の在来種と違い、駆除が非常に困難
  • 在来種と違い水分が無くても生きていける
  • 軒先や開口部などあらゆる隙間から侵入してくる
  • 木製の家具や建具にも巣食う
  • 繁殖力は在来種よりは劣る
これだけ並べると非常にヤバい虫ですね。

 

ヘーベルハウスの白蟻対策

まずは公式ホームページの記述を見てみましょう。

以下のページの記載です。
https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/technology/03.html/?link_id=globalnavi_tech03


違うページでは以下の様な記載です。
https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/lp/resilience/index.html/


 

以上より、ヘーベルハウスの白蟻に対するスタンスとしては以下の通りのようです。
  • 無機質のへーベル版は白蟻の餌にならない
  • 鉄骨は白蟻の餌にならない
  • だから、白蟻の心配はあまりない
絶対大丈夫とは書いてはいませんが、白蟻の餌になるような構造体は使っていないから基本的に心配いらないよというスタンスということですね。

 

ヘーベルハウスを建てた施主にのみ配られる、「リビングマニュアル」という家の維持メンテなどの取り扱い説明書にも白蟻についての記述がありました。


ここでも、家の大事な構造体は白蟻の餌にはならない点を強調していますが、内装に使用される木材は白蟻の被害に遭う可能性を示唆しています。

 

白蟻被害に遭った場合のヘーベルハウスのスタンス

可能性は0ではないけど、あんまり白蟻の心配はいらないよというスタンスを取っているヘーベルハウスですが、仮に白蟻被害に遭った場合はどういう対応となるのか?

2020年時点のヘーベルハウスとの契約約款を引っ張り出してきて関連しそうな記述を確認しました。
項目としては保証対象外になると規定されている部分からの抜粋です。


この約款にある「小動物」の定義にアメリカカンザイシロアリが入るのか?が論点になりそうですが、多分入るのでしょう。

この約款の記述だけを見ると、仮に白蟻被害に遭ったとしてもその部分は保証対象外となりそうです。
ただし、明らかな設計上の瑕疵が認められた場合には瑕疵担保の対応で何とかしてもらえる可能性はあります。まあ、その瑕疵を立証するために弁護士等を入れることになるとは思いますが。

 

ヘーベルハウスは防蟻処理もしくは、設計上の対策は行っているのか?

防蟻処理については、工事の明細の中に防蟻処理についての記載は見当たりませんでした。
ヘーベルハウスは基礎が布基礎となっています。詳しくはこちら

基礎下から建物の床には、基礎コンクリートとへーベル版の床があるので基本的には木は露出してはいないのですが、基礎下はそのまま土ですので、この土に標準で防蟻薬剤を撒いているのか?は気になるところです。
口コミなどから10年点検でこの床下に防蟻剤を撒いたというお話も見かけますので、これからヘーベルハウスと契約をする方は、基礎下に防蟻薬剤を散布するのか?を確認してみると良いでしょう。

 

ヘーベルハウスが白蟻の被害を受けるとしたらどこ?

これは気になるところだと思います。

まず、白蟻の侵入経路を考える必要があると思いますが、最も予想されるのは玄関でしょう。
そして、ヘーベルハウスの玄関上り框には木材が使われています。
以下の写真は実際の上り框の写真です。この上に玄関床タイルが貼られるので木材は露出するわけではありませんが、玄関基礎土間コンクリートに直接木材が設置される施工がされています。


もしかしたら、玄関先から侵入した白蟻に真っ先に喰われるのは玄関の木材かもしれませんね。

また、床材のフローリングの下にはベニア板の下地板が敷かれるので、こちらも白蟻の被害に遭う可能性があります。
そして、壁の石膏ボードを支える間柱も木材ですので、こちらも白蟻の被害に遭う可能性はあります。


 

2022年3月26日追記

本記事公開後にコメント等で情報をいただきましたので、追記します。

標準で防蟻処理を行っている?

以下、施主さんからコメントを戴きました。


また、ヘーベリアンさんからもコメントを戴きました。


というわけで、我が家の新築を担当した現場監督に直接聞いてみました。

川崎支店では防蟻処理は標準では実施していないです。
ただ、立地によっては(家の隣に公園等自然豊かな場所がある等)防蟻処理を提案させていただき実施するケースはあります。

また、支店によって対応は変わるケースはあります。

とのこと。
コメントで頂いた情報と合わせると、標準で実施している支店としていない支店があるようですね。

 

防蟻保証は10年らしい

ラム君さんよりコメントを戴きました。


というわけで、保証部分の約款を改めて確認してみました。


約款によると、ヘーベルハウスで防蟻施工をした場合に限り、ヤマトシロアリかイエシロアリについては10年保証が付くようです。
アメリカカンザイシロアリは対象外のようですね。

この保証はコメントによると、10年点検で再度防蟻処置を実施しないと保証延長はされないようです。

 

まとめ

  • 基礎コンクリート、鉄骨躯体は白蟻に喰われる心配はない
  • へーベル版の壁や床や天井も白蟻に喰われる心配はない
  • 内部の木材の部分は喰われる恐れあり
  • 一部の支店では標準で防蟻処理を実施している
  • ヘーベルハウスで防蟻処理を実施したら10年間保証対象となる、10年経過時に再処理を実施すると保証は延長される
  • ただし、アメリカカンザイシロアリは対象外で保証対象はヤマトシロアリかイエシロアリ
とのことです。
アメリカカンザイシロアリについてはどうなるのか?この辺の防蟻処理については契約前にきちんと確認するのが良いでしょう。

 

以上、ヘーベルハウスの白蟻事情についての回答となります。

 


記事に出てきたハウスメーカーの掲示板

ヤマト住建
ヘーベルハウス

ABOUTこの記事をかいた人

2020年にヘーベルハウス(FREX AXiii)で家を建てたヘーベリアンです。 当時の仕様のヘーベルハウスでの家造りの流れ、建築の流れや、住宅ローンについての記事を投稿していました。 2022年7月をもって、コダテルブロガーを退任したため、既存の記事以降は更新予定はありません。

14 件のコメント

  • 施主 より:

    へーベル施主ですが、契約書の配置図の下に「白蟻防除工事有」と記載されていました。
    小さな文字なので気が付かない方も多いと思います。
    あと、10年点検で確かに白蟻メンテナンスはありますね。保証延長の為にやってくださいと手紙が来ました。
    希望する方はへーベリアンセンターに連絡してください、とその手紙に書いてありました。

  • へーベリアン より:

    へーベルは白蟻の心配は不用と聞いていましたが、実際は散布しているようですね。
    うちも撒かれていた事は後から知り、ガッカリ…

    ☆ブログに載せている方もいらっしゃいます。

    https://web-pallet.com/homeoffice/tag/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AA%E9%A7%86%E9%99%A4/

    https://ecoshoco.exblog.jp/10860919/

  • ラム君 より:

    2019年の契約書には白蟻保証10年となっていますが・・・再度確認をおすすめします
    https://ameblo.jp/148442/entry-12578046708.html

  • 施主 より:

    関東のシロアリ工事はここでやってるようです。
    提携先にホームズ、リフォームと書いてあり、積水・ハイム・パナ・ダイワなど他のHMもここです。

    https://www.shiroari-ichiban.com/company/

    自分も気になって担当者に聞いたのですが、撒く地域と撒かない地域の区別がいまいちピンと来ないですね。
    井戸水を引いているような家は撒かないとだけ聞いた事があります。

    • 井戸を引いているところは土壌汚染からの井戸水汚染の原因になりかねないので避けているのでしょうね。
      支店毎の判断なのか、設計担当毎の判断なのかは謎ですが、契約約款に(アメリカカンザイシロアリは除外だけど)シロアリの記述がある点、必要に応じて実施できるようにして、後は支店とか担当の判断に委ねる感じなんでしょうかね。

  • へーベル購入者 より:

    支店から送られてきた白蟻メンテナンスのリーフレットには、基礎のコンクリートやネオマフォームに蟻道を造った写真が掲載されています。餌にはなりませんが被害はあるようです。
    あと、別件ですがブログ拝見しました。そこで気になった事があり・・・
    欠陥動画の記事で、断熱材は2017年より前はオプションだったとありますが、それはどこからの情報でしょうか。断熱材の種類や厚みなど年代によって違いますが、少なくとも20年前から標準で入っていますが?

    • 仰る通り、実際に白蟻被害に遭ったヘーベルハウスも実在しており、そのような実例もネット上でいくつか見受けられます。
      一部の支店では、最初から白蟻対策のための防蟻剤散布などの対応を行っているところもあるようですね。

      >断熱材は2017年より前はオプションだった
      平成29年4月26日のヘーベルハウスの公式プレスリリースによると、ZEH対応させるために「全商品で標準仕様化」を発表しております。
      以下公開資料
      https://www.asahi-kasei.co.jp/file.jsp?id=453017

      例の動画の断熱施工がなされていないという家は1999年竣工とのことですが、設計図面上断熱施工することになっているのに断熱施工がされていないのであれば、重大な施工瑕疵であると糾弾されているはずですが、そうではないところを見ると元々の設計で断熱施工が考慮されていなかったという文脈(動画ですが)に読み取れます。
      上記公式プレスリリースと告発動画の内容を合わせると、少なくとも1999年の時点では断熱施工が行われていない家がある(全棟標準ではない)という文脈として、断熱がオプションだったようであるという記述としていますが、もし2017年以前の全棟標準断熱施工の資料などご存じでしたら是非教えてください。それをもって記載の訂正をさせていただきたく存じます。

      • へーベル購入者 より:

        ZEH対応が2017年からになったのではないですか?
        もう一度動画を確認してください、あと岩山氏のツイッターも。重大な施工瑕疵と言っているはずです。

        逆に断熱材がオプションだったという資料があったら知りたいところです。
        我が家は築20年オール標準の家ですが、天井・壁・床に断熱材は入っています。
        当時のカタログもそうですし、営業マンから説明も標準で入ると説明は受けています。
        ただ時代によって断熱材の厚みなどは変化しています。

        <参考資料>
        https://twitter.com/kensakensa
        https://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2008/ho080821_3.html
        https://plaza.rakuten.co.jp/uminoue/diary/200603270000/
        https://web-pallet.com/homeoffice/1575/
        https://plaza.rakuten.co.jp/housebuild/diary/200808210000/

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