ひと昔前は対面での打ち合わせがメイン、情報収集も書籍が中心、見学会も現場でリアルライムという流れでした。
奇しくもコロナ禍によりリモートやAI・ITが急速に発達している現在では様々なデジタルツールを用いた家づくりが可能となり、もはや必須の方法と言えます。
今回は家づくりに役立つiPhone/Androidアプリをご紹介します。
偉そうに前書きを書いてますが『ルンバをIOTしたのが半年前』だったり・・・
ご主人たちもデジタルツールおのぼりさんなのでご安心を
毎回冒頭で落とすメタ発言はやめてー!
Contents
家づくりにアプリを用いるメリット
家づくりに役立つアプリを下記4つのジャンルからピックアップしました
- 間取り作成アプリ
- 3DCAD作成アプリ
- 家具・インテリアシミュレーションアプリ
- 写真・参考資料アプリ
家づくりアプリは大きく分けて二種類あります。
一つはインテリアの実例が分かる「写真中心」のアプリです。
もう一つはシミュレーション系のアプリで、家づくりに必要な「室内や外観」が立体(3D)で確認できる優れものです。
このようなアプリを駆使すれば、間取りや家具配置がシミュレーションできるので、注文住宅のデザインや設計での失敗が少なくなります。
間取り作成アプリで動線チェック
あえて3DCADと間取り作成アプリを分けたのには理由があります。
- スマホで使える3DCADは動きがもっさりしている
- 処理が重いためスマホ本体がすぐに熱を持つ
- 意図したとおりタップが効かない
- 長時間操作は心身ともにストレス
上記の理由から、スマホの間取り作成アプリは3DCAD機能はなくても簡便で動作が軽いものが良いと考えます。
3DCADを扱いたい場合はパソコンを使ったほうが圧倒的に操作が楽な上に見やすいというメリットがあります。
使用用途も動線の確認や家具の大きさを想定するためのツールと位置付けていました。
以下の2つがおすすめの間取り作成アプリです。
エンタメアプリと侮るなかれ!『再現間取りメーカー』
Apple Store
Google play
3DCAD機能はありませんが操作性は抜群、打ち合わせ初期に間取りの下書きを書いてみるのに最適です。
SNSでもシェアできるのでフォロワーや家族と気軽にやり取りをする事もできますよ。
手軽さとデザイン性が秀逸!『間取りTouch+』
こちらは残念ながらiPhoneユーザー専用です。
部屋は選択するだけで設置可能、壁をスワイプすることで簡単に部屋のサイズが変わります。
簡易的な間取り図なら自分ですぐに作れます。
また図面内に家具を配置することで、おおまかな配置イメージ図としても使用可能です。
Apple Store
3DCADアプリでセルフ内覧会
先ほども書きましたが「3DCADはスマホでは使いにくい」んですよね…
ではどうするか?
スマホとPCいずれにも互換性のあるアプリがおススメです。
間取りをPCで作成、スマホで持ち歩き!『マイホームクラウド』
マイホームクラウドを使って伝説のヘーベルハウス平屋を再現してみました。
スマホでは操作しにくい間取り作成画面もPCとマウスなら操作が簡単です。
またスマホにダウンロードしたデータはどこでも見られます。
打ち合わせの際に参考にもなるので上手く活用してみてください。
オンライン間取り作成サービスのもう一つの利点として、ユーザー間で間取りをシェアがあります。間取り打ち合わせのアイデアが煮詰まったときなど、誰かの作った間取りを参考にするという事も出来ますよ。
スマホ課金するならソフト買っちゃえ!『マイホームデザイナー』
3DCADのアプリはほかにも色々あるんですが、
- スマホ互換性がなく操作がだるい
- 作った間取りを保存するのに要課金
こういったデメリットがあります。特にせっかく作った間取りが保存できないのは時間の無駄です。
アプリで本格的に間取りを作る前に無料で保存可能かどうかは確認しておきましょう。
個人的にはアプリに課金するくらいなら、有料ソフトを買ってしまったほうが良いんじゃないのと思っています。
PC用の有料ソフトとしてオススメできるのが『マイホームデザイナー』です。
家具・インテリアをARでシミュレート!
家具メーカーのARアプリが優秀
家具メーカー各社で家具・インテリアのARシミュレートアプリがあります。
公式サイトでの解説&DLサイトがこちらです。
ARアプリを提供しているメーカーの家具でなくても、同じサイズ感の家具を配置するならシミュレートできるので一つはDLしておくと良いでしょう。
有名ブランドの家具を一括シミュできるARアプリ『RoomCo AR』
『RoomCo AR』では26もの家具ブランドの商品をシミュレーション可能です。
- 大塚家具
- 無印良品
- カリモク家具
- カリモク60
- カインズ
- ソニー
- ニトリ
- ディノス
- マルニ木工
- ヤマハ
- ACME Furniture
- ASPLUND
- Crastina
- DNP Art Mall
- Francfranc
- IDÉE
- journal standard Furniture
- KEYUCA
- KENT STORE
- LIVING HOUSE.
- MOMO NATURAL
- Re:CENO
- SEMPRE
- source
- unico
- UP TOWN
Apple Store
Google play
特にベッドや机などはメーカー間での差が出にくいのでオススメです。
逆にソファやインテリアグッズなどは色調も重要ですよね?
そういう場合はこちらのアプリがおススメです。
任意のサイズ・テクスチャの箱を出現させるARアプリ『AnywheRe:Cube』
『AnywheRe:Cube』は縦・横・奥行と表面(テクスチャ)を指定して任意の直方体を好きな場所に出現させるアプリです。
こちらはiPhoneのみの対応となっています。
テクスチャにはスマホの写真を利用し、タイル・壁紙・家具の質感を持ったキューブをARで出現、サイズ感や首位とのマッチングを評価し、写真として残すこともできます。
Apple Store
参考写真あつめ
参考写真を集める方法はInstagramなどの写真系SNSをはじめとして様々な種類があり数も豊富です。
個人的には次の2つのアプリがおススメです。
- RoomClip
等身大の家づくりの参考に『RoomClip』
実際に住んでいる部屋の写真が、住んでいる人によって投稿されています。
身の丈に合った等身大の間取りや内装デザインを参考にしたい方にとってはInstagramやPinterestよりも優れています。
国内アプリなので海外の予算や居住性を度外視した建築デザインを最初から除外できる点もオススメです。
Apple Store
Google play
テーマに沿ったデザインをサジェストしてくれる『Pinterest』
Pinterestはユーザーが特定のテーマに沿って集めた写真を公開している点でInstagramやRoomClipと異なります。
内装デザインや家づくりといったキーワードで検索すると、国内だけでなく海外の住まいのデザインや最新のインテリアデザインが閲覧可能です。
他の写真アプリよりもデザイン性の高い写真や建築事例が見れるのはPinterestの強みでもあります。
また、そのデザインを自分のPinterestにもまとめることで簡単に家づくりノート化できる点も優れています。
Apple Store
Google play
まとめ
今回は家づくりに必須ともいえるアプリについて解説しました。
- 間取り作成アプリ
- 3DCAD作成アプリ
- 家具・インテリアシミュレーションアプリ
- 写真・参考資料アプリ
全部使う必要はないけど、あると便利ですよ
家づくりの漠然とした不安も手を動かせば解消するかも?
意外にも最後まで脱線せずまとまりましたね!