今回の記事では、ヘーベルハウスバス見学会の様子を紹介しつつ、どんな点に注意すれば効率的に情報収集できるか、見学会独自のメリットなど、新築見学会に対して深堀したいと思います。
1か月強も更新できず申し訳ありませんでしたー!
やはりシリーズものは文章力のないご主人たちには無理だったようです…
今回からは無理せず、単発で参ります。
いずれまたシリーズものは再開しますので乞うご期待なのです。
Contents
ある程度見込みのある施主さんにはHMから新築見学会の案内があると思います。
先日ひさびさに見学会の依頼を受けましたので(引き渡し2年でそろそろ新築ではありませんが、なるべくきれいにはしていますw)メリットや注意すべき点など新築見学会に関する知識を深堀したいと思います。
見学会の特徴
見学会はオープンスタイルと招待スタイルという2つに大別されます(筆者の造語です。メーカーや支店ごとの営業戦略によるので例外もあり)。
- オープンスタイル見学会
- 招待スタイル見学会
前者は引き渡し前のいわゆる“完成見学会”などと呼ばれるものです。
後者は引き渡し後の“住まいの見学会”などと呼ばれるものです。
オープンスタイルの見学会の特徴
特徴は以下の通り
- 誰でも見学可能
- SUUMOなどで告知
- 引き渡し前の見学
- 参加時間に制限なし
ようは飛び込みでも参加できる見学会です。
今どきはコロナ禍で予約制をとる場合が多いですけどね。
うちも打ち合わせ時代(4年前)は積水ハウスやパナソニックホームズの完成見学会に飛び込みで参加したものです。
見学会に参加したほうが良い人は、“これから”HMや工務店を決める人です。
特にスーパー工務店で性能重視の家を建てたいという方は情報収集が難しいので、普段からアンテナを立てておかないと希望メーカーの完成見学会情報は集まらないでしょう。
招待制見学会の特徴
一方で招待制見学会には以下の特徴があります。
- 施主は限定される
- 接待が濃厚(営業とマンツーなど)
- 拘束時間が長い(ツアーとなることも)
招待の場合は参加資格が厳格です。
現在打ち合わせ中、あるいはHM仮契約前のいわゆる“そのメーカーの施主となり得るお客様”が対象です。
HMによっては目玉イベントとして企画されるものでもあります。
ヘーベルハウスのバス見学会の特徴
招待制見学会の中でもヘーベルハウスのバス見学会は独自制が極めて高いんですよね。
もしも参加する機会がありましたらオススメです。
〇詳細はこちら
建築中の現場 ☞ 新築お宅訪問2か所 ☞ 30年前後お宅訪問という流れで(当日の日程で変わることもあります)見学が進みます。
新築完成見学会は多くのHMでもされていると思いますが、ヘーベルハウスではお宅訪問で実際に住んでいる方から話を聞けます。
建築現場の見学は割と珍しいのではないでしょうか?
さらに築30年前後のお宅を見学できるという点も特徴的です。
知っている限りではヘーベルハウスでしかありません。どなたか他にもご存知でしたら情報求む!
見学会に参加するメリットと注意点は?
- 施主の希望に合ったモデルを見られる
- 注文住宅のサイズ感を体感できる
- 施主のコンセプトとHMの提案力
- 見学の機会は貴重である
- 家づくりのトレンドを知れる
- 家の周りも含めて家づくりを理解できる
- 住設の使い勝手を体感できる
- 間取り
- インテリア
- 住み心地が想像できる
施主の希望に合ったモデルを見られる
同じHMで建てた家でもコンセプトが違えば全然参考にならないこともあります。
HMの強みの一つは年間建築数ですので、多くのサンプルを持っていることになります。
その中から施主の希望に近い新築が選ばれる傾向はあります。
あるいはそういった家が完成したら優先的に声をかけてもらえる可能性も高いといえます。
これが打ち合わせ中でも新築見学会に行った方が良い理由の一つです。
注文住宅のサイズ感を体感できる
吹き抜け、造作階段、スキップフロア、大開口窓、60坪オーバーの建坪…
一般的な注文住宅の展示場、それはそれはとてもゴージャスです。
ローコストなんのにハイコスト?という皮肉まであるほどです。
展示場の役割としては客寄せ&スペックの展示という面があるのでそれも致し方ありません。
とはいえ、一般戸建てのサイズ感がどんなものなのかは気になるところですよね。
それを体感できるのが見学会のメリットの一つです。
施主のコンセプトとHMの提案力
招待制見学会では施主が現在住んでいるお宅を見学する機会もあります。
施主がいてはジロジロ見るのもはばかられるかも…とお思いかもしれませんが心配ありません。
基本は『自慢の我が家を見てもらいたい!』という欲求の高い人しか新築見学会の開催に応じません笑
なので、是非こだわった点についても質問してみてください。
そしてHMの提案で採用した印象に残っているものも聞いておきましょう。
『施主のコンセプトを聞き取り提案するだけの力がそのメーカーにあるのか?』を判断する基準になります。
見学の機会は貴重である
現在はコロナの第4波が広がっていますね。
家の自慢をしたくても第3者を家に招き入れるのは気が引ける…
心理的にはそう考える施主さんも多いようです。
HMでも感染対策をしていますが、見学の開催自体が少なくなっています。
声がかかったなら、ご自身でもしっかり感染対策をしたうえで参加してみてはどうでしょうか?
家づくりのトレンドを知れる
注文住宅の情報はネット上にたくさんあります。。
施主・住宅営業・実務者・アフィリエイターなど様々な人間が情報発信しており、その精度を見極めるのは困難といえます。
ブログを書いている方や仕事などでネット環境を扱っている方なら理解できると思いますが、一番厄介なのは情報の新鮮さです。
現在の検索の仕組みは必ずしも情報の鮮度は優先されていません。
正確性は一昔前より担保されてきましたが・・・
そういった意味では新築見学会は鮮度の良い情報を得られる絶好のチャンスですので、ご自身の打ち合わせにも生かしてほしいと思います。
家の周りも含めて家づくりを理解できる
前述のように注文住宅のサイズ感はモデルハウスと一般戸建てでは大きく異なります。
建坪数は展示場ほど規格外な大きさではないので、現実に見合った大きさの新築を見学できる点が展示場との違いです。
特に外観は大きな影響があります。
一般的には、建坪が大きく1階が2回に比べ大きく安定しているほど美しく見えやすいものです。
展示場ではかっこよく見えたメーカーが、一般的な戸建てでは総2階で好みではなかったなんてことがあります。
外観に好きになれないメーカーをあぶりだすのに一役買えますね。
また、門柱・玄関まわり・フェンス・カーポートと外観との兼ね合いも住宅展示場では見られないポイントです。
外構部分もチェックしておきましょう。
住設を体感、オプション選択の一助に
例えば窓の種類としてペアやトリプルなどの重さを体感できます。
おそらく読者のみなさんはシングルガラスの家で育った世代ではないでしょうか?
断熱に優れるペア・ダブルは開け閉めが重たいこともあります。
とくに掃き出し窓のような大きな摩擦のある窓では一度体感しておいた方が良いと思います。
他にも巾木・シャッター・階段などオプションとして考えることの多い住宅設備を参考にできる良い体験が新築見学会です。
間取りの実際を体感できる
吹き抜けやダウンフロアなどを考えている方、最初はモデルハウスの生活感のない雰囲気そのままではありませんか?
実際に住んでみると音やにおいの広がりは意外と気になるものです。
においの体幹はむずかしいですが、音の響きは知っておいた方が良いでしょう。
また。キッチンの形状も迷いどころとなります。
今はアイランドキッチンで対面式が人気ですが、実際に動線・収納・広さのバランスを体感できる良い機会となります。
家事動線・洗濯動線・帰宅動線などと合わせて間取りを体感してみると得るものも大きいと思います。
施主に最適化したインテリア
ここでいうインテリアはオシャレや豪華さだけではありません。
住む方の年齢や家族構成に最適化した機能性を考えたインテリアです。
例えば子供部屋のインテリアや在宅ワーク用の書斎スペースなどがそれに当たります。
もちろんモデルハウスのインテリアもそういった家族の多様性にマッチングしたインテリアを準備しています。
ですが実際に住む人が熟考して選んだインテリアというのは現実的で機能的といえます。
そうした観点に立つことを疑似体験できるのもメリットの一つです。
住み心地が想像できる
照明の明るさや日照などはどうでしょうか?
間接照明はおしゃれですが、それだけでは勉強や仕事には支障が出てしまいます。
部屋の中を歩くだけではなく、住んでからの作業内容と場所をイメージしながら住み心地を整えなければ見てくれだけの家になってしまうかも!
見学会ではその家に住むつもりでいろいろな生活の動作をシミュレーションしてみてください。
まとめ
今回はヘーベルハウスのバス見学会を受けて、見学に来た施主さんの質問や視点を元に“これから”の施主さんが何に注目しながら新築見学会に臨むべきかを10のメリットから考えました。
やや冗長になりましたが、ご質問などありましたらコメントしてくださるとうれしいです。
新築見学会は等身大の家を見れる良いチャンス
お誘いがあったら積極的に参加が吉、冷やかしでもO.K.
いや、流石に冷やかしするならオープンスタイルの見学会が良いかと思われますよ…