ご覧いただきありがとうございます。
タマホーム施主のじゅりい(@Jury0909)です。
コダテルに質問をいただきましたので、答えていきたいと思います。
家づくりのチェックリストを紹介して下さい
池畑彰さん
1計画の段階
2設計の段階
3工事の段階
4完成の段階
5メンテナンスについて
わからない事がわからないのでヒントをお願いします
池畑彰さん、ご質問ありがとうございました。
私の家づくり経験からリストを作成していきたいと思います。
分からないことが分からない…私も家づくり始めた頃はそんな感じだったのですごく共感します。
計画段階のチェック
家づくりを開始する前の話です。事前に情報収集しておくことをおすすめします。
①土地をどうするか
家を建てる土地がないと家づくりは始まりません。
土地探しから一緒にやってくれるハウスメーカーも多いので、いきなりHMや工務店に飛び込む人もいなくはないですが、住む場所がある程度決まっていれば不動産屋に依頼するのが得策だと思います。
実家を建て直す、親名義の土地を譲り受ける、田畑を宅地に転用するなど様々なパターンがあると思いますので、土地探しは状況に応じて行っていきましょう。
②予算設定をする
家づくりにどのくらい予算をかけるのか、事前に決めておくことも大事です。
あれもこれも盛り込んでいけば、家づくりは青天井で金額が上がっていきますので、所得と生活様式と相談しながら予算を決めましょう。
ローンを組む場合は何年にするのかも考えておくとよいと思います。
③どんな家に住みたいか考える
住みたい家って皆さんそれぞれ違いますよね。
自分はどんな家に住みたいのか、家族構成などから考えてみるとよいと思います。
また、外観内装は和風・洋館風・プロヴァンス風、など、デザインについてもざっくりイメージしておくといいですね。
もちろん家づくり中にイメージ変わってもいいんですよ!
最近は断熱性能にこだわった家を建てる方も増えています。とにかく暖かい家!というこだわりも良いかと思います。
家事を楽にする間取りも人気です。漠然とでも家づくりにテーマがあるといいですね。
また、一生住むのか、住み替えが前提なのかもある程度考えておくといいかもしれません。
それによって家づくりにかける予算なども変化する可能性があります。
我が家は子どもが巣立った後、もう一度夫婦の家を建てたいと考えているので、それもあってローコスト住宅を選んだというのもあります。
④ハウスメーカーや工務店を選ぶ
家を作ってくれるハウスメーカー・工務店を選びます。
それぞれのメーカーには得意不得意がありますので、あらかじめHPなどでチェックしておくとよいですね。
家の構造もいろいろあります。
木造建築・軽量鉄骨・重量鉄骨があり、例えば木造でも在来工法・ビッグフレーム工法、ツーバイフォーなど様々です。
木造だと気密が取りやすい、鉄骨は地震に強い、などの特徴もありますので、住みたい家と照らし合わせながら選んでみることをおすすめします。
予算組みであまり多くの予算を取れない場合はローコスト住宅を選ぶのもアリです。
最近はローコストでもかなり優秀な家が建てられますので、メーカー名にこだわりがなければ選択肢に入れてみるとよいかもしれません。
また、ハウスメーカー・工務店で建てた方から紹介してもらって建てると、普通に来店するよりも断然良い特典を受けられることが多いです。
まだ展示場に行っていない場合に限りますが、有力候補のHMがあれば身近な施主さんに紹介してもらうと得をします。
以下の記事で様々なハウスメーカー・工務店の施主さんが紹介特典について教えてくれていますよ✨
設計(打ち合わせ)段階のチェック
選んだHMの担当さんが施主からの要望を形にしてくれるので、出来上がった提案に対しての立ち回り方がこの段階では重要になります。
①間取りと窓の位置は慎重に
間取りに関しては着工すると変更が効かないので、要望がちゃんと反映されているかをこまめにチェックすることが大事です。
家づくりには憧れがつきもので、ついあれもこれもやりたくなります。
しかし、最初に考えた「家のコンセプト」に沿ったものにしていくとまとまりやすいかと思います。
暖かい家、家事楽の家、要望によって間取りはそれぞれ違ってきます。
また、HMによっては難しい間取りや、オプション費がかかるものがあります。
窓の位置も後から変更は難しいです。大きさや位置はそこで大丈夫か、本当に必要な窓か、など吟味してください。
寒冷地等で家づくりされる方で暖かい家にしたい場合は、窓の性能にも気を配ることをおすすめします。
可能なら樹脂サッシトリプルがおすすめです!
我が家もトリプルガラスですが、サッシがアルミ樹脂です。満足はしていますよ。
間取りと窓の位置以外は着工後も変更できたりします(HMにご迷惑なのであまりお勧めしませんが急を要する場合)。
壁紙やインテリアは住み始めてから模様替えも可能ですので、変更できない間取りには慎重に決めていきましょう。
②打ち合わせ内容は記録しておく
HMによって打ち合わせ回数は様々ではありますが、我が家の場合は打ち合わせ10回でした。
詳細はこちらの記事でまとめています⇩
1回2時間ほどの打ち合わせで色々決めていきますので、こちらから要望したこと、担当さんが教えてくれたこと、情報が錯綜しやすいです。
担当さんの方でも記録してくれますが、ダブルチェックで施主側でも記録しておくことをおすすめします。
打ち合わせの後半になってくるとだんだん疲労してくるので、何を選んだか忘れてしまったりするんですよね(実体験)
③実生活を想像する
最近は打ち合わせ時にPC上でかなりリアルに再現された家の外観や内装を見られますので、そこから実際の生活を想像することができます。
紙面でいただければそれをじっくり見ながら新居での生活に思いをはせてみると良いです。
家事動線はこれでよいのか、コンセントの位置はここで大丈夫か・数は足りるか、窓の位置・数・向きはこれでよいか、など考えてみましょう。
私はここがずさんだったので、住み始めてからの後悔につながりました・・・
施工段階のチェック
打ち合わせが終わりホッとする時期ですが、着工してからはできあがっていく様子を自分の目で確認する段階に入っていきます。
①可能な限り現場を見に行く
建築場所が現在の住まいからどのくらい離れているかにもよりますが、現場には可能な限り足を運ばれることをおすすめします。
これから自分が住む家ですから、家の構造はどうなっているのか、断熱材や建材は何を使っているのか、要望通りに進んでいるか、目で見て確認できると良いですね。
打ち合わせで説明を受けてはいるものの、実際にどんなものを使っているのかを見ると感慨深いものがあります。
知識のある方は、施工不良がないかをチェックされる方もいます。
チェックまでいかなくても、「見られている」という意識から大工さんの気持ちも引き締まることでしょう。
②大工さんに差し入れ
現場見学へ行く際にちょっとした差し入れを持っていくと喜ばれます。
頻繁に行かれる場合は毎回でなくてもいいと思いますが、お菓子やジュースなど持っていき話を伺ったりすると大工さんとの距離も縮まります。
上棟の際は大勢の大工さんが見えますので、多めに差し入れを持参すると良いかと思います。
③大工さんに話を伺う
気になったことは大工さんに直接聞いてみましょう。
大工さんの作業の邪魔にならない時間を見計らって話しかければ、色々と教えてくれます。
我が家も色々聞いちゃいました。
完成後のチェック
もうすぐ引き渡し!その前に間違いがないか入念にチェックしましょう。
①施主検査は入念に
家が完成すると「入居前検査」「施主検査」と呼ばれるイベントがあります。
おそらくどこのHM・工務店にも共通しており、工事中についてしまった傷・へこみ等をチェックして引渡しまでに補修してもらうのです。
傷だけでなく、床材・壁紙・住宅設備は指定したものになっているか、住宅設備は問題なく使えるか、窓の建て付けは問題ないか、なども併せて確認します。
我が家は玄関ドアのドアノブが傷だらけになっていたので、交換してもらいました!
②最近はC値測定をする方も
C値というのは家中のすきまがどのくらいあるのかを示す値で、特殊な機材を使って測定します。
すきまが少ない方が高性能住宅なので、C値は小さい方がいいとされます。このC値測定はまだまだ一般的ではないですが、オプションで測定してくれるHMも多いです。
「C値測定してください」と依頼することで、大工さんの施工がより丁寧になったりすることもあるとか。
タマホームでもオプションで測定してくれます。4月に販売開始された「えがおの家」は全棟C値測定をするとのことですよ。
C値は国の基準など特にありませんが、すきまの少ない家ということは温度湿度が一定に保たれやすく、外部から花粉などが入り込みにくいという証明にもなります。
同じくUa値を計算してもらえることもあります。Ua値は熱の逃げにくさを示す数値で、断熱性能が高いほど数値は低くなります。
これもC値と同様にオプションであることが多いので、各ハウスメーカーに問い合わせてみてください。
メンテナンスについて
住み始めてからは、3ヶ月・6ヶ月・1年・2年・5年・10年というスパンで定期点検が入ります。
タマホームの場合はこのようなスケジュールですが、10年までは法定点検なのでほぼ同じではないかと思います。
入居してすぐは直す箇所も特にないので、設備の使い方や不備がないか聞き取りがメインです。
本格的な補修は1年点検以降です。
少しずつクロスの割れが出てきたり頻繁に開閉する扉の蝶番などがおかしくなってきますので、生活しながら点検で直してほしい箇所をリストアップしておきましょう。
補修箇所以外に、生活の中で気になったことや分からないこともアフターさんに質問できるようにまとめておくとスムーズです。
おわりに
家づくりの段階別チェックリストを作ってみました。
改めて書き出してみると、自分が家づくりしていた時には案外きちんとできていなかったなぁと痛感します。
自分の失敗から学んだことも多々ありますので、これから家づくりされる方には同じ轍を踏まないよう、ぜひ注意していただきたいなと思います。
どうぞ楽しい家づくりを!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。