【実例紹介】滋賀県地元工務店で建てた温熱と意匠にこだわった家

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ども、クロセです。

今回は実例紹介です。

滋賀の工務店サブライムホームで建てたぽへさんの家を紹介いたします。

「温熱」にも「意匠面」にもこだわり抜いたぽへさんの家をぜひご覧ください。

ぽへさん宅の基本情報

建築先 サブライムホーム
商品名 非公開
延床面積 約29坪
敷地面積 約16坪
完成時期 2022年5月
建築費用概算 建物:3000万
土地:2200万
家族構成 夫婦+子供1人
地域 滋賀
特記事項 なし
 

ぽへさん宅のコンセプトと間取り

ぽへさん宅の間取りは以下の通りです。

 

1F

2F

リビング上が窓のある吹き抜けなので、お昼ごろはとてもあかるそうですね~。

玄関の近くにキッチンや洗面所があるのも好みです。

 

コンセプトは「余白」「余裕」のある暮らしたそうです。

以下、本人からの回答です。

壁や建具は主張せず、淡いカラーにして、
入居した後にいろんなインテリアでアレンジできるように。

さらに生活上のストレスを軽減できるよう、
「住設」や「温熱」には力を入れました。

そうすることで生活の時間や体力的な「余裕」が生まれ
コーヒー豆を挽いたり、芝生の手入れをするなどの
”不便な豊かさ”を享受できるような家づくりを目指しました。

何事も理論で考えようとした私にはない考え方で、とても素敵だと思いました。

その中でも物理的な快適さも考えられててしっかりしているなと思いました。

 

ぽへさん宅こだわりポイント

断熱性能

コンセプトにも書いてある通り、ぽへさんは温熱にこだわっており、
断熱性能の改善に150万程度のコストをかけています。

具体的な改善箇所は本人の以下記事を参照してください。



断熱材の厚みアップ、玄関ドアや窓の高性能化などでかなり底上げされていました。

私自身も高断熱を推奨していますが、過剰ではない程よい性能の向上だと思いました。

 

ウッドワンシリーズ

ぽへさん宅はキッチン、洗面、無垢床、階段にウッドワン製を採用されています。

ウッドワンとは「木のぬくもりを暮らしの中へ」のキャッチフレーズの通り、
特に無垢材の住宅部材を売りにしているメーカです。

個人的には無垢材のキッチンが有名なイメージです。

 

ウッドワンのキッチン 公式HPより引用

一般的に採用されることが多いプリント合板に比べると無垢材はコストが上がりますが、
プリント合板にはない高級感を感じる質感があります。

必要なものではありませんが、だからこそ愛着がわくものでしょう。

 

食洗器

食洗器には海外製(AEG)のものを採用されています。

特徴は以下の通りです。
  • 大容量フロントオープン!
  • エコ運転なら 4時間 で完了!
  • ステンレスで汚れや匂いに強い!
  • 余熱乾燥なので省エネ!
では実物はどんな感じかというと…

 

AEG製食洗器 ぽへさんのブログより引用

フロントオープンで3段構造になっており、かなり色々なものを入れられます。

国産の食洗機に比べると海外製のは大容量なイメージですね。
また、フロントオープン型で食器が入れやすいです。

多少お値段はかかりますが、まとめて沢山の食器を洗いたい方は検討してみては?

気になった方はぽへさんのAEG食洗機レビュー記事を参照してみてください。


浴室のCFファン

ぽへさん宅の浴室にはCF(循環)ファンが設置されています。

CFファンとは隣の部屋から空気を送り込むサーキュレータのような働きをするファンです。
サーキュレータとの違いとして、壁を貫通させるように設置されます。

 

CFファン ぽへさんのブログより引用

このCFファンで浴室と脱衣室をつなぎ、脱衣室の空気を送り浴室を乾燥させるそうです。
一般的には換気扇が設置されますが、あえてCFファンを採用したようです。

サーキュレータと異なり片付けの必要が無いので楽とのこと。

冬であれば風呂の湿気や温度も活用できそうですね。

本人曰く「めっちゃいい」とのことなので、気になった方は下記記事を参照してみてください。



 

ウッドデッキ

ぽへさん宅には天然木を使ったこだわりのウッドデッキが設置されています。

実際の写真がこれです。

 

天然木のウッドデッキ ぽへさんのブログから引用

ぱっと見でも素敵な庭に仕上がっていますね。
このデッキの上でのんびりしたり食事をしたりと色々と妄想がはかどりそうです。

このウッドデッキにどんなこだわりが詰まっているのか…
ぜひ以下の記事を参照してみてください。


書斎

ぽへさん宅の書斎にはパイン集成材を使った「完全オーダーメイド」のデスクを採用されているそうです。

そのこだわりの書斎がこれです。

 

書斎の様子 ぽへさんのブログより引用

書斎らしい落ち着いた雰囲気に仕上がっていますね。

右側に見えているのがオーダーメイドのデスクです。
なんとX(旧Twitter)でつながった方が作成してくれたそうです!

表面に焼きの加工が入っていたり、足にワンポイントがあったりとオーダーメイドの良さが光る仕上がりでした。

そんな素敵なデスクが気になった方は以下の記事を参照してみてください。


自分たちでペイントした腰壁と玄関前

ぽへさんは一部の壁をなんと自分で塗料を塗ったそうです。

その一例がこれです。

 

自分で塗った壁 ぽへさんのブログより引用

ここ以外にも数か所自分で塗られたそうですがどこもいい感じに仕上がっていました。

他の写真や体験談などは以下の記事を参照してください。



自分で塗ることはいい思い出になると思います。

多少大変かと思いますが、きっと愛着の湧く場所になると思います。

 

入居後の満足度

入居後の満足度を聞いたところ

「100点」

という大変素晴らしい回答をいただきました。

ぽへさんのブログを見るとわかるとおり、隅々まで考え抜いた家づくりをしています。

業者に任せっきりにせず、しっかり考え抜いたことがこの結果につながっているのだと思います。

 

選んだ工務店の特徴・感想

工務店へのコメントは、以下の回答をぽへさんからいただきました。

店舗なども手掛けているので、意匠にはある程度こだわりがありますが、
お願いする設計士には、もう少し自分たちの家に積極的にかかわってほしかったです。

現地を見に行って、窓の配置などは提案してほしかった。

温熱的にはまだまだ会社として頑張ってほしいですね。

意匠面は良かったものの、関わり方や温熱に関してはやや不満が残っている様子でした。

 

後悔ポイント

ぽへさんの後悔ポイントは以下の点のようです。

①温熱と予算を意識して、収まりよく真四角にできなかった点。
リビングや書斎スペースを調整しても良かったかも

②少し暗く感じる場所があるので、もう少し窓をつけてもよかった。
DIYで窓を埋めることはできますが、開けることはできないので…

③空調関係はもう少し時間をかけて考えたかった。

④性能面をお任せできる工務店を選んで、もっと自分たちの生活などを考えられるようにすればよかった。
自宅ができてからのほうが、よい意匠の家を見ることが多く。

満足度では100点と回答されたぽへさんですが、それでも後悔点はあるようです。

実際、家づくりが終わった後に改善点が思いつくことはよりますね。

だからこそ家づくり中はできる限り自分で考えるのが大事なんですね。

 

家づくり中に楽しかったこと・苦労したことなど

ぽへさんの楽しかったこと、苦労したことは以下のようです。

良くも悪くも「性能」です。

これを自分なりに調べてできるか相談していくのはいいのですが、
やりたくない、できないなど言われたときに折衷案を探すのが大変でした。

あとはこまめに現場に行って大工さんや監督さんとお話しさせていただけたこと、
気密測定や断熱施工に立ち会えたこと、
夫婦でYouTubeのルームツアーを見るなどしていたのは楽しかったです。

あとは家づくり中に住宅カンペの作成やブログ書いていたりしたので、
調べものして書いて作っては楽しかったですけど結構エネルギー使いましたね。

ぽへさんはストレス軽減のため温熱にこだわりたいという思いがあり、調べるのが楽しかったようです。
一方で、工務店があまり温熱に力を入れておらずその点で苦労されたようですね。

私も温熱にこだわって家づくりを考えていましたが気持ちがよくわかります。
いくつかの業者とお話しましたが、温熱へのこだわりを理解してくれない人は少なくなかったです。

一方で、こだわりたい箇所を調べるのは楽しいんですよね。

みなさんも特にこだわりたい箇所は積極的に調べてみてください。

それが満足度の高さにつながるでしょうし、家づくりの後に愛着が沸く箇所になると思います。

 

これから家を建てる人に伝えたいこと

最後に、ぽへさんからこれから家を建てる人に向けて以下のコメントをいただきました。

「建てたい家」ではなく、その先の「実現したい暮らし」をイメージして、
家づくりを楽しんでください。

家は建てて終わりではなく、そこに人が住んで暮らすことで完成します。
大事なのは家ではなく、自分たちの暮らしです。

その暮らしを豊かにするツールとして、「家」づくりを進めていけば、
きっといい家が建ちますし、ずっと素敵な暮らしができると思っています。

そのためにもお願いするパートナー選びは重要です。

仕事でもプライベートでも、やはり一緒にいたい人とチームを組むことで、
よい結果は生まれやすいと思いますし、任せられる点があるだけで、家づくりの負荷が全然違います。

あとはPRになりますが、住宅カンペ、おすすめです笑

家づくり中の人がこれをみてピンと来るかはわかりませんが、
「実現したい暮らし」をイメージする大切さはとても実感しています。

求める便利さや快適さは人によって異なりますから、
どう暮らしたいかを考え、そこから逆算して家の間取りや仕様を決めるのが大事なんですね。

とにかく温かく涼しい家で過ごしたいのか。
景色がいい家で過ごしたいのか。
日々の暮らしが楽な家で過ごしたいのか。

自分のしたい暮らし方をできる限り具体的にイメージすることで、きっといい家に仕上がると思います。

あとこれから家づくりをされる方は是非ぽへさん作成の住宅カンペと、
それが掲載されているブログを1度は見てみてください。

いろんな項目に関する情報がわかりやすくギュッとまとめられていて非常に見やすいです。
以下はその一例です。

 

UA値に関する住宅カンペ ぽへさんのブログより引用

こんな感じで、ある事柄に関して情報をまとめたものが多数掲載されています。

これから家を建てる人にとって有益なものですので、ぜひ見ていただきたいです。



 

終わりに

以上でぽへさん宅の紹介を終わります。

温熱だけでなく、意匠面も素敵に仕上がっており、自分もお金があればもっと意匠にこだわりたいと感じました。

ぽへさんのブログを見ればわかると思いますが、本当によく考えて家づくりをされています。

これから家づくりをされる方は、ぽへさんのブログ内にある情報を参考にするのはもちろんですが、
その家づくりに対する姿勢も見習ってほしいなあと思いました。(なんか偉そうにすみません)

では。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2020年2月からアイ工務店と一緒に建てたマイホームに居住中。 家の中が寒いのがいやだというところから家づくりを開始した結果、高断熱高気密という言葉に出会う。 以降、いろいろ調べているうちに高断熱高気密の沼にはまり、使者を自称するようになる。