こんにちは。
ひろき(@Hiroki11612371)です。
トヨタホームで建てた我が家のいえづくりを紹介する「ゆるひろブログ」を書いてます!
このコダテルでは、我が家がマイホームを考え初めてからお家が完成するまでの建築記を書いています。
これからお家づくりを始める人や、いま家づくり真っ最中の人に、実際の家づくりの流れや検討ポイントの参考にして頂けるような情報を建築記を通して発信していきたいと思います。
1話から読みたい人はこちらからどうぞ。
そして今回の第2話は【Let’s Go 工場見学 -前編-】
それでは、どうぞ
Contents
前回のあらすじ
第1子誕生をきっかけに、家づくりを考え始めた我が家。でも何から始めれば良いのか分からないなか、自分の務めている会社で開催された『持ち家アドバイス講座』に参加してみることに家づくりにかかるお金の話や、周辺地域の土地の相場、お家の構造やその種類など、お家づくりに関する情報を色々知ることができて大満足
俄然、家づくりに対するモチベーションが上がってきました
お家づくりの情報が入ってきた
そして、前回参加した『持ち家アドバイス講座』の最後に記入したアンケートの中に個人情報を記入する欄があり、あまり気が進まなかったのですがQUOカード3,000円分がもらえるとのことで、渋々記入して提出しました。
その結果、案の定、お家のポストにダイレクトメールが届くように
やっぱり個人情報ってむやみやたらと書かない方が良いですよね
でも、届くダイレクトメールは全て、お家に関する広告。前回、我が家は新聞を取っていないので、お家に関する情報がなかなか得られないって書いたのですが、新聞を取らなくてもお家の情報だけが届くようになって逆にラッキー!?
土地の広告や建売の広告を見ていると、自分の住んでいる地域で家づくりをするときの相場観が分かって結構勉強になります。あと色々想像がふくらんで楽しい
ダイレクトメールが届くようになって数週間。気付いたのですが届く広告が全てトヨタホーム。
そぉ前回参加した『持ち家アドバイス講座』はトヨタホーム主催のイベントだったのです。僕の務めている会社はトヨタ系の会社なので、グループ会社内で開催されているイベントだったようです。
この時は、あまりトヨタホームに対するイメージが無く、どちらかというと、マイホームを建てるなら積水ハウスとかヘーベルハウスとか住友林業とか大和ハウスみたいな、大手ハウスメーカーで建てたいなぁと漠然と思っていました。
それぞれのハウスメーカーの特徴とか何も知らないのですが、何も知らない僕でも会社の名前を知っているネームバリューみたいなのに憧れるミーハー的な気持ちがありました。
工場見学へ行ってみた
さてトヨタホームの広告が届くようになり家づくりに関する情報が少しづつ得られるようになってきた我が家、そんななかトヨタホーム工場見学へのお誘いという、とても気になるダイレクトメールが届き早速応募してみることにしました。
当時は全く知らなかったのですが、トヨタホームはユニット工法と呼ばれる建築工法を採用していて、お家の85%を工場で作って、工場から出荷されたユニット(お家のパーツ)を建築現場に運んで、1日で組み立ててしまうというお家の建て方を採用しています。
ユニット工法については「ゆるひろブログ」の方で詳しく解説しているので、気になる人はリンク先の記事を読んで見て下さい。
ということで、工場見学ではお家を支える鉄骨の加工からキッチンやユニットバス、階段や扉などが組み付けられているところまで見ることができ、工場で家を作っていることが実感できます。ハウスメーカの工場見学の中では、見ていて1番面白ハウスメーカーじゃないかと思います。
トヨタホームは、春日井工場(愛知県)、山梨工場、栃木工場と3つの工場があり、それぞれの工場で工場見学イベントを開催していて、最寄りの工場で見学することができるので、興味がある人は「トヨタホーム 工場見学」と検索して、トヨタホームのホームページから工場見学の募集状況を確認してみて下さい。
オリエンテーション
工場見学は、まずオリエンテーションから始まり見学コースの紹介やトヨタホームの特徴などを紹介していただきます。オリエンテーションが終わると工場見学へ出発。お家を作っている工場だけあって敷地はかなり広く、僕の見学した春日井工場は東京ドーム3個分の広さがあるそうです。
ということで、オリエンテーションを実施したホールから工場見学のスタート地点までかなり歩きます。
僕が参加したツアーは、10組弱の家族が一緒に参加していて、それぞれの家族にトヨタホームの説明員の方が1人ついて頂いていて、気になることや分からないことは、その場で質問してすぐに応えて頂けるVIP待遇でした。
部材の紹介
工場に到着し、まず1番最初に部材を紹介して頂きます。トヨタホームは125mm角の鉄骨を使用しているので、他のハウスメーカーより強度があり地震に強いです。といったような紹介がされます。
基本的にトヨタホームのアピールポイントがピックアップされて紹介されていく工場見学ツアーなので、それぞれの工程でトヨタホームへの好感度がどんどん上がっていきます。冷静に考えれば、当たり前のことかもしれませんが、純粋に工場を見て楽しんでもらうツアーではなく、その先にお家を契約してもらうことが目的の工場見学なので、他のハウスメーカーではできないことや、トヨタホームのこだわりポイントが重点的に紹介されトヨタホームで建てたくなるように仕掛けられています。
溶接工程
続いて先ほどの鉄骨を長方形の額縁状に固定していく溶接工程を見学します。溶接は鉄骨と鉄骨を非常に強固に接合することができるのですが、溶接する人の腕によって出来映えが大きく左右されるので、鉄骨のハウスメーカーであっても現地で鉄骨を組み立てる在来工法のメーカーでは採用されることが少ない接合方法です。
また溶接部分が鉄の地金がむき出しになるので、溶接後に防錆処理が必要になり、これも正しく施工されないとお家の寿命に大きく影響してしまうことも、現場で作業が必要になる在来工法のメーカーでは取り入れにくい理由となっています。
これに対して工場で鉄骨を組み上げてしまうトヨタホームの工法では、工場内のロボットや認定溶接技師の方によって安定した溶接を実現できることと、溶接後に鉄骨全体の防錆処理をすることができるので、強度と品質の安定性を両立できることがトヨタホームの特徴ですといった説明を受けます。
この部分はトヨタホームの1番の特徴で、お家の強度を決める構造の部分を現場の職人さんの腕に左右されることなく、工場で安定した品質を実現してくれることは、他のハウスメーカーにはない、トヨタらしいもの作りの考え方ではないかと思います。
カチオン電着塗装
続いて先ほど溶接した鉄骨の枠に防錆の塗装をする工程を見学します。塗装といってもスプレーや筆で色を塗るわけではなく、塗料が溶け込んだ液体の中に鉄骨を沈めて塗装します。「電着塗装」とは塗装したい鉄骨に電圧をかけて塗料を引き寄せて塗装する技術で、均一に塗装できるメリットがあります。
またカチオン塗装は自動車のボディーやエンジンルームに搭載される部品に使用されている非常に高い耐腐食性を持った塗装で、全自動で安定した品質を実現しやすかったり、他の塗装と比較してコストパフォーマンスに優れるなどの特徴などがあります。
このような大がかりな塗装設備を見る機会はあまりないので、とても迫力があって見ていて圧倒されると思います。
床・天井・壁の組み付け
次は先ほど塗装した鉄骨の枠に壁や床、天井を組み付ける工程を見学します。この工程はトヨタホームがとてもアピールしていた印象でした。
上の写真は壁の中の断熱材を施工しているところですが、在来工法だと現地で壁を立てたあとに壁の中に断熱材を入れていくことになるので、垂直な壁に対して作業をすることになります。トヨタホーム含め多くのハウスメーカーで使用されるグラスウール(断熱材)は、ガラス繊維でできた柔らかい素材なので、垂直の壁に対して施工すると重力によって下がってきてしまい安定した施工が難しいのに対して、壁を横に寝かせた状態で断熱材の施工ができるトヨタホームのユニット工法は、断熱材を充填する作業に関しても品質が安定しやすいとアピールしていました。
他にも天井への石膏ボードの組み付けも同様に、現場での組み付けだと上を向いて作業することになりますが、トヨタホームの場合、先ほどと同じように天井も横に倒した状態で作業ができ、更に石膏ボードの組み付けはロボットが自動で組み付けていくので、高い品質が維持できるとのことでした。
ここまで見て頂いて、だいたいパターンが読めてきたと思いますが、トヨタホームの1番の売りは品質!!で、基本的にはトヨタ自動車のものづくりの考え方が踏襲されています。
「工場で作っているから品質が安定する」ではなくて「安定した品質を実現する為に、できるだけ工場で作る」といった考え方で、家を作っている会社だというのが伝わってきて、僕はこの考え方にとても共感できました。
もちろん工場で作るがゆえに、他のハウスメーカと比べて自由度が少ないといったこともあるでしょうが、トヨタホームはとにかく品質にこだわるといった部分に重点を置いているハウスメーカになります。
この時点で全体の半分くらいまできましたが、記事が長くなってきたので、今回の工場見学紹介はここまでとさせて頂き、残りの工程は次回の記事で紹介させて頂こうと思います。
ピックアップ
ピックアップは建築記とは別に、僕の気になるお家に関するキーワードを紹介するコーナーです。
今回は戸建ての『テレビ視聴方法』について紹介させて頂きます。
テレビの視聴方法って屋根にアンテナ立てるんじゃないの!?と思われている方、古いですよ。
最近のお家は、屋根の上にアンテナが立っているお家の方が少ないです。じゃあどうやってテレビの放送を受信しているのか?
1つは地デジになって上の写真のような八木アンテナじゃなくてもテレビの放送波を受信できるようになり、壁付けのスタイリッシュなアンテナを設置している家が多くなっています。
もう1つは、そもそも電波ではなく、インターネット回線業者の光ファイバーケーブルを使ってテレビを視聴する光テレビという選択肢があります。
光テレビはアンテナを設置する必要がないので、台風などでアンテナが被害を受けるリスクがなかったり、光ファイバーケーブルを通して放送波を受信しているので、天候や周辺の電波状況によって放送が途切れるようなことがないメリットがあります。
その一方で、月額料金がかかるので、10年,15年といった長い期間で考えるとアンテナを設置した方がトータルコストは安くなります。
ただ最近はテレビの視聴方法が大きく変わってきていて、放送されているテレビを視聴するような従来の視聴方法から、オンデマンドで好きな時に好きな番組を見るような視聴方法に変わりつつあります。
地上波は無くならないにせよ、10年後はインターネット経由でオンデマンド視聴するのが主流になるかもしれないと考えると、アンテナ設備に投資するより、いつでもやめられるサブスク型の光テレビの方が、お得になるかもしれません。
戸建てのテレビ視聴方法については「ゆるひろブログ」に詳しくまとめていて、光テレビを採用するときのお家の中のテレビ配線の注意点なども書いているので、気になる方はリンク先の記事も読んでみて下さい。
次回予告
次回はトヨタホーム工場見学の後編を紹介していきます。そして、工場見学の時に僕たち家族にアテンドしてくれていたトヨタホーム説明員の方は、実はただの説明員では無かったことが判明!!
今回の話の中にも、少しヒントとなる情報が入っているので、説明員の方が何者だったのか想像しつつ、次回を楽しみにしていて下さい。
次の記事はこちらからどうぞ。