ども、クロセです。
今回は【コタエル】からきた以下の質問に回答します。
【質問の内容】
家づくりのチェックリストを紹介して下さい
1計画の段階
2設計の段階
3工事の段階
4完成の段階
5メンテナンスについて
わからない事がわからないのでヒントをお願いします
チェックリストを紹介してくれとのこと。
すなわち、各段階で気を付けるべき事項を教えてほしいということだと思います。
人によって意見が分かれると思いますが、自分なりに書いてみようと思います。
項目が多いとかえって迷うと思いますので、各項目2~3点に絞ります。
Contents
①計画の段階
計画の段階は主に「どの業者と家づくりをするか決めること」だと思います。
この時大事なことは以下の2点だと思います。
家族の要望を満たせられるか
家族が増えた今の住居に不満がある
引っ越しする必要が出てきた
などなど
各々、マイホームを作る理由・要望があると思います。
まずはその理由や要望を整理するところからスタートです。
おしゃれな家にしたい
断熱性能が高い家がいい
災害に強くしたい
とにかく広い家が欲しい
これらを整理して優先順位をつけていきましょう。
そして妥協できる項目、できない項目を分けておきましょう。
こうしておくと、予算が足りない時にあまり悩まずに済みます。
予算内に収まるか
当然ですが、どんなにいい家でも予算が足りなければ建てられません。現在の家族の収支から将来を予測し、どれくらいまでならローンを借りても破綻しないか計算しましょう。
自分で無理ならFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのも良いでしょう。
理想はハウスメーカとは全く関係ないFPに相談することです。
ハウスメーカお抱えのFPは多少無理してでも買えるように誘導する可能性も否めません。
無料ではなく、有料のFPさんにお金を払って相談するべきでしょう。
また、家づくりに使える補助金は色々あります。
うまく活用すれば予算に少し余裕ができますので事前に調べておくといいでしょう。
計画の段階まとめ
予算と要望、この2点を満たせられる業者と契約することが大事です。家づくりの満足度はこの①の段階で8割決まるといっても過言ではありません。
良く調べていいパートナーを見つけましょう。
細かい話をするとその会社の経営状態は大丈夫か?営業の対応は悪くないか?
ということも気をつないといけませんが、それらは予算と要望を満たせていることが前提だと私は考えます。
②設計の段階
この段階はどの業者と家づくりをするか決定し、具体的に間取りや仕様を話し合う段階だと思います。
この時に大事なことは以下の3点です。
生活をイメージする
間取りの設計における施主の役割は「どういう生活をしたいか考えること」だと思います。普段はLDKを中心に生活したい。
週に一度は友達を読んでパーティしたい。
掃除が楽な家がいい。
趣味は料理なので豪華なキッチンにしたい
などなど
そしてこの思い描く生活をもとに間取りを作るのが設計士です。
施主は完成後にちょっと口出すくらいならいいですが、最初から間取りを作るのは避けるべきです。
間取りというのはただ部屋を並べるものではありません。
温熱、耐震、動線、照明などを総合的に考える必要があります。
これらのことは経験豊富なプロに任せるべきでしょう。
その提案の中でちょっと気になるところがあれば調整してもらえばいいのです。
打ち合わせ内容は記録する
打ち合わせ内容は都度メモをしておかないと言った言わないのトラブルになりがちです。お互いのために打ち合わせ内容は記録に残し、お互いに所持している状態にしましょう。
これは単に証拠になるだけでなく、今後なにをすればいいかの整理にもなり動きやすくなります。
疑問は全て問い合わせる
打ち合わせでわからないことはガンガン聞きましょう。些細なことでも聞いておけば後の後悔を減らせるでしょう。
特に各種設備、部材、仕様のどこかに不明な点がないようにしましょう。
知らず知らずのうちに好みじゃない部屋になる可能性もあります。
計画の段階まとめ
生活をイメージすると言われてもなかなかピンとこないかもしれません。ただ、家づくりを終えた今だとそれがとても重要だったと思います。
とにかく可能な限り自分の生活をイメージしていきましょう。
メーカによってこの段階での打ち合わせはスピーディです。
仕事しながら家のことも考えて…となって疲労もたまってくる頃でしょう。
ただ、この段階での施主の頑張りが最も結果に表れます。
大変かもしれませんが将来のためと思って乗り切ってください。
③工事の段階
ここまでくれば施主は見ることが主な役割になるため楽になるはずです。
その中でも以下の2点には気をつけたいです。
こまめに見学する
建築中はできるだけこまめに現場を見に行きましょう。基本的に手を抜く大工さんはいないと思いますが、それでも定期的に見に行くほうが気が引き締まると思います。
見学時はお菓子や飲み物を提供するのも良いでしょう。
大工さんも人間ですから、親切されるとモチベーションも上がるでしょう。
見学時に長居するのは邪魔になりますので、挨拶とちょっと見学して現場を後にするのがいいと思います。
各設備の位置は要望通りか
コンセント、照明、スイッチ、壁など…これらの位置が要望通りになっているかチェックしておくといいでしょう。
特にこういったものは基本的に施主から要望を出すので、施主が一番覚えているはずです。
高さ、位置が間違ってないか入念に確認しましょう。
要望通りでも実際に見てみるといまいちだと感じたら調整できないか相談するのも良いでしょう。
工事の段階まとめ
とにかく時間を作って現場を見に行くといいと思います。見られているかどうかで緊張感が違うでしょう。
また、現場で見ながらより良い形に修正できることもあるでしょう。
ついでに近所の人にあいさつしておくのもいいでしょう。
④完成の段階
前の住居の引き払いや引っ越しなど、意外に忙しい時期です。
この時に気を付けるべきことは主に3点です。
引き渡し前のチェック
工事の段階に引き続き、各種配置にミスがないか確認しましょう。コンセントやスイッチの配置くらいであればこの段階でも修正できないことはありません。
また、各設備が正常に動くかも確認しましょう。
トイレ、キッチン、各水道、稼働棚など…
引き渡し後だとなかなか対応してもらえないこともあるようです。
壁や床の傷も見ておくといいでしょう。
引っ越しのスケジュール把握
当たり前ですが、家を建て終わった後は引っ越しです。多くの人は引っ越しを業者に依頼すると思いますが、荷造りや不要物の処理はかなり重労働です。
また、時期によっては引っ越し業者がなかなか捕まらない時期もあります。
家が完成する時期を聞いておいて、早めに準備を始めましょう。
ネット回線の手配
ネット回線が必要な人はかなり早めに準備しておきましょう。ネット回線の工事は結構混んでいることが多いです。
できれば3か月くらい前には予約しておきたいところ。
完成の段階まとめ
この時期は転居の手続きもあり意外にドタバタします。特に仕事しながらだと引っ越しの準備がなかなか進まないでしょう。
できるだけ早い段階から進めておくといいでしょう。
⑤メンテナンスについて
いよいよ引っ越しも終わり、新しい住居での生活が始まる段階です。
家は日々のメンテナンスが大事ですが、特に以下の3つに気をつけましょう。
日々必要なメンテを聞いておく
自分の家でメンテが必要な設備について、引渡し前に担当さんに聞いておきましょう。業者によっては引き渡し時にメンテ担当の人が色々と教えてくれるはずです。
換気システム、食洗器、風呂、トイレなど…
通常の掃除とは別にメンテが必要な場所とその方法について聞いておきましょう。
日々のメンテは設備を長持ちさせ、結果としてかかる費用を抑えてくれます。
せっかく苦労して建てた家ですし、メンテを通して自分の家を愛してあげてください。
メンテの予算とスケジュールを確認
防蟻、外壁、屋根などは将来的に業者にメンテナンスをお願いすることになります。業者によっては家を保証する条件としてこのメンテを必須にしているくらいです。
何年後くらいに、どれくらいの費用がメンテナンスにかかるか事前に聞いておくといいでしょう。
この段階に入れましたが、本来は①の予算を検討する段階で聞いておいた方がいい気もします。
メンテナンスについてまとめ
メンテナンスは家が長持ちさせるために必要です。必要なメンテ方法を聞くだけでなく、実行に移しましょう。
面倒ではありますが、自分の家ですしね。
メンテを通して自分の家に愛着が沸くことでしょう。
そうすればメンテも面倒ではなくなっていくと思います。
おわりに
今回は各段階においては私が大事と思えるポイントを書き出してみました。最初にも書きましたが、これはあくまで私が大事と感じた点です。
ちょっと違うなと思ったら、自分なりに項目を消したり追加したりしてみてください。
では