【コタエル】温熱関連でこだわったところ

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ども、クロセです。

今回は【コタエル】からきた以下の質問に回答します。




【質問の内容】

先日、NHKで「実は危ない!ニッポンの“寒すぎる”住まい」が放送されネット上でも話題になっていますが、皆さんが家を建てる際に寒さ対策でこだわった部分などありますでしょうか?

ざっくりとした質問で恐縮ではありますが、お答えいただけると嬉しいです。
(窓ガラスがポイントになりそうだと勝手に思ってはいるのですが、、、)




家関連ではちょくちょく話題に挙がる部屋の温度に関する話です。

私はコダテルの中でも温熱関連に関する記事をよく書いていますが、寒さ嫌いの私は自分の家を建てたときもそのあたりは気を使いました。

予算の関係でそこまで高性能な家ではないですが、こだわった箇所はそこそこありますので書いていこうと思います。

Contents


 

断熱材厚み

家の中を寒さ・暑さから守りたいなら断熱材の厚みは大事です。

古い家だと断熱材を入れていない家もありますし、入っていても薄いなんてこともあります。

 

これから家を建てる人は、一般的な断熱材なら壁の中にパンパンに詰めましょう。

また、屋根の断熱材は200mm以上確保しておくといいと思います。

断熱材に関する解説はここに書いているので気になったら見てみてください。

 

質問者様もおっしゃっていますが、下記の図の通り窓は寒さ・暑さに対して非常に大事です。

一般的な住まいの熱の流入・流出割合

一条工務店HPより抜粋

人によって窓の影響の大きさが占める割合は多少異なりますが、窓が大事なのは一致しています。

しかしながら賃貸ではいまだに性能が低いアルミサッシの単板ガラス窓が使われていたりします。

 

寒い日になると結露でべちゃべちゃに。

冷気も感じやすく快適とは言えません。

 

それだけ大事な窓ですが、私は樹脂サッシのトリプルガラスを採用しました。

樹脂サッシのトリプルガラスを採用した感想はここに書いていますが最高です。

結露はほぼないし、窓際でもほとんど寒くありません。

 

ただ欠点としてコストが高いです…

ちょっと高いなあと感じるなら、最低でも樹脂サッシのペアガラスを選ぶことをお勧めします。

窓に関する解説はここにも書いていますので気になったら読んでみてください。

 

気密測定


十分な厚みの断熱材や高性能な窓を採用しても、隙間から風が入ってきたら台無しです。

そういったことが無いように我が家では気密測定を行いました。

 

気密測定とは家に大きな隙間が無いか確認するための測定です。

標準でやっていないメーカもありますが、個人的には必須だと思っています。

 

標準でやっているメーカであれば、隙間の埋め方に関するノウハウもしっかりしているので安心でしょう。

 

熱交換機能付き第1種換気システム

第1種換気はめんどくさい | ゲーム大好きオタクがアイ工務店で高気密・高断熱の家を目指す
家庭用の換気システムは主に第1種、第3種がありますが、私の家は熱交換機能が付いた第1種換気システムを採用しています。

 

熱交換機能とは、換気の際に排気する空気から熱を取り出し、給気する空気にその熱を混ぜる機能です。

こうすることでそのと空気をそのまま取り込むより不快さが低減できます。

 

第3種と比較すると価格は高くメンテ頻度も多めで面倒ではあります。

トレードオフの関係ですので、自分の生活スタイル・予算と相談して採用しましょう。

 

熱交換機能がつけられない場合は、給気口を人が休む場所から離すことで不快感を減らせます。

換気システムについてはここにも記事があるので気になった方は読んでみてください。

 

床暖房

これはちょっと贅沢品ではあるのであまりお勧めはできないですが、床暖房はやはり快適ではあります。

エアコンでも配置を考えれば十分に温かいですが、床暖房の温かさはちょっと質が違うなあと感じます。

 

ただ設置自体にもコストがかかりますしガス代も安くありません。

採用するなら贅沢品であることに留意して採用したいものです。

 

その他の対策

実際にはしなかったけど他に考えられる対策も書いておきます。

 

予算がなくて諦めましたが、家の外側に断熱材を張る付加断熱を追加したり、断熱材自体の性能を高いものにするのは有効かと思います。

 

窓の話では樹脂サッシのトリプルガラスをお勧めますが、内窓やハニカムシェードの追加もありでしょう。

特に内窓・ハニカムシェードは家を建てた後でも施工しやすいという利点もあります。

 

窓の数を減らしたり勝手口を採用しないのも1つの手段です。

窓は断熱材入りの壁に比べるとどうしても断熱性能が低くなりますしコストも高いです。

特にトイレ、風呂辺りはつい採用しがちですが、ぶっちゃけ開けることはないです。

思い切ってカットしていきましょう。

 

思いつくだけ色々書きましたが、一番の方法は温熱に詳しい業者にお願いすることです。

ハウスメーカであれば一条工務店が断熱において圧倒的に高性能です。

工務店でもパッシブハウスジャパンや新住協といった温熱に力を入れている組織に加盟しているところは間取りも含めて快適な空間を提供してくれるでしょう。

ここにそういった工務店を探せそうな手がかりをまとめていますので気になった方は読んでみてください。

 

終わりに

今回は我が家の温熱面でこだわった箇所を書いてみました。

 

とにもかくにもまずは窓です。

窓が低性能ですとそこから入る冷気や熱気が不快ですから。

 

いまは家を建てるとなると大体は樹脂サッシかアルミ樹脂複合サッシから選択になると思います。

断熱面では樹脂サッシのほうが上ですので、個人的にはこちらをお勧めしたいです。

 

アルミサッシ単板ガラスを使うってことはまずないと思います。
(逆にいえばアルミサッシを使うメーカは疑うべき。)

 

断熱材は付加断熱とまでいかなくても充填断熱はいれられるだけ入れておきたいですね。

そして気密測定でしっかり隙間を埋める。

 

ここまでできていればエアコンで充分温かい家になると思います。
(北海道や東北であればもう少し断熱面で頑張ってもいいと思いますが)

 

予算に限りがあってすべてにお金を掛けるのは難しいですが窓・断熱材・気密測定あたりを意識するといいと思います。

 

では。

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ABOUTこの記事をかいた人

2020年2月からアイ工務店と一緒に建てたマイホームに居住中。 家の中が寒いのがいやだというところから家づくりを開始した結果、高断熱高気密という言葉に出会う。 以降、いろいろ調べているうちに高断熱高気密の沼にはまり、使者を自称するようになる。