外壁塗装やコーキング打ち替えはいつやる?メンテナンスってみんなちゃんとやってるの?【コタエル】

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ご覧いただきありがとうございます。
タマホーム施主のじゅりい(@Jury0909)です。




コダテルにこのような質問が届きました。




初めまして。いつも楽しく拝見させていただいております。外壁について質問がございます。主にサイディングを採用された方が対象になるかとおもいますが、聞きたいことがあります。

目地の打ち替え、外壁塗装、(屋根塗装も含む?)

10.15年で塗り替え、打ち替えが必要とよく書かれているものを目にします。

コダテルブロガーの皆様はまだその時期でない方が多いかもしれませんが、実際にちゃんとやられているものでしょうか。

最近では補助金が出る自治体もあるようですので、やられているところをよくみますが…

・業者の方の言われた通りにメンテナンスを行う

・雨漏り等影響がでていないので、放置している

・保証がきれてしまうので仕方なくメンテナンスをしている。

等、実際の声を聞きたく思います。

是非皆様の意見を集めていただけませんでしょうか。

よろしくお願いいたします。

これから家づくり




これから家づくりさん、ご質問ありがとうございました。




外壁メンテナンス(塗装・コーキング打ち替え)を、皆がどのくらいちゃんとやっているのか知りたい、とのこと。




我が家まだ築3年なので、外壁メンテナンスのことは考えてなかったです💦




戸建てを購入すれば誰しもがいつか直面する問題ですので、私の周りの方や築10年を迎えるブロガーさんにご意見をお聞きしてみました。




コダテルブロガーの八郎さんも外壁メンテナンスについて記事にされています。




 









外壁メンテナンスって、費用はどのくらい?







外壁のメンテナンス、と一口に言っても、どのくらいの費用がかかるのか分かりませんよね。




遠い先の話のような気がしていたので、あまり意識してなかったです。




今回は外壁塗装(主にサイディング)、コーキング打ち替えに分けて調べてみました。




外壁塗装の費用は?




費用は塗装する面積にもよりますので、以下の計算式に当てはめて算出します。




延床面積(㎡)×1.2=塗装面積(㎡)
※1坪3.3㎡として、坪数×3.3㎡=延床面積(㎡)




ざっくりした坪数で計算すると、




  • 20坪:約40~70万円
  • 30坪:約60~100万円
  • 40坪:約80~130万円



となるそうです。




また、外壁塗装に使う塗料の種類でも価格は変化します。




アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素、の順に耐久年数と価格が上昇します。




データ引用:リショップナビ外壁塗装より




コーキング打ち替えの費用は?







窯業サイディングの隙間を埋めているのがコーキング(シーリングとも言う)です。




これも経年劣化するので、定期的に打ち替えが必要となります。




打ち替えの費用は、




約900~1200円/m、既存コーキング撤去費用:約1~3万円




一般的な2階建て住宅(180mほど)に施工した場合、16~21万円ほどになるそうです。(コーキング撤去費別)







外壁塗装もコーキング打ち替えも、高所作業になりますので足場が必要となります。




足場は組むだけで15~20万円とかなりお値段がかかります。




そのため、足場を組んだついでにと屋根の塗装や葺き替えも同時に行う方もいるようです。




データ引用:リショップナビより






築10年超えの人に意見を聞いてみた




ここからは、築10年を迎えた身近な方のご意見を聞いてみました。




私の実家(築15年)、旦那さんの実家(築25年)、前宅の中古住宅(築20年以上)、職場の方宅(築25年)を事例として挙げさせていただきます。




また、最近10年点検を迎えたタマホーム施主ブロガーの鈴木さんにもお話を伺うことができました。




私の実家




私の実家は築15年の大手ハウスメーカーで、約40坪の総2階(蔵があるので2.5階?)です。外壁は1F部分がタイル貼り、2F部分がサイディングになっています。




15年点検時に2F部分の外壁塗装を勧められたらしいのですが、見積もりを見てお断りしたそうです。




見積額は100万円だったんですって!2F部分だけなのに高っ!




親たちもまだ外壁塗装するほど傷んでいないと判断したそうです。




旦那さんの実家




旦那さんの実家は、築25年の大手ハウスメーカーです。2世帯住宅なので坪数は多分60~70坪くらいあるんじゃないかと思います。




外壁はサイディングです。




私の実家と同様に10年、15年の定期点検時に外壁塗装を勧められたそうです。




しかし「そんな金はない」とのことでお断りしたそうです💦




見積額については不明ですが、70坪だとするとおそらく200万円くらいでしょうか…




25年間一度も外壁塗装・コーキング打ち替えは行っていないそうです。




伺った時に壁を見ることがありますけど、外壁が欠けていたり、コーキング劣化してひび割れや肉やせは随所にみられます。でも、特に困ってないみたい(笑)




前宅の中古住宅




以前私が住んでいた中古住宅(当時築20年超え)の外壁は、サイディングではなくモルタルでした。




モルタルだと経年でヒビが入ってくることがあり、その中古住宅にも何ヶ所かヒビがありました。




ヒビから雨水が入り込むなどがあれば補修が必要ですが、そうでなければ放置していても住むのには特に問題ありません。




我が家は放置していました。




見た目が悪いので外壁塗装業者のチラシがよく入ってきましたし、訪問営業も頻繁でした(笑)
気にする方は外壁塗装すると思いますけどね。






職場の方の家




職場の中でも、築25年を迎えている方に話を伺いました。




その方はハウスメーカーに勧められるがまま、築15年の時に外壁塗装を行ったそうです。




金額は約100万円




色々と別の出費も重なった時期だったから、ローンを組んだそうですよ。




タマホーム施主ブロガーの鈴木さん宅




Twitterで交流させていただいている、タマホームで二世帯住宅を建てたブロガーの鈴木さんにもお話を伺いました。




鈴木さん宅は10年点検時に外壁塗装やコーキング打ち替えやっていないとブログに書かれていましたが、外壁のメンテナンスについてどのようにお考えですか?




鈴木さん:
うちは目地のやりかえも外壁塗装もやってないですねぇ。タマホームは一生懸命押してきましたが、外壁の状況から、やる必要がないと判断しました。 保証は切れてしまいますが、、、
ただ、タマホームの保証延長の説明会に参加した時、築10年を超えている人も参加していました。 確か築13年だったかな。 そのことから保証延長+メンテナンスは、タマホームの営業戦略の側面が強いと感じます。 事実、タマホームの決算書ではリフォーム事業が伸びてます。 これは保証延長を絡めたメンテナンスで売上げを上げているからです。
だから、急いでやる必要はないかなぁと言うのが、僕の意見ですね。 多分、また来年もタマホームから保証延長の案内が届くかもしれないですね。
コーキングの打ち替えは、感覚的に15年を目処に考えようと思っていますが、コーキングがカチコチになったらもっと早くやるかもしれないですね。









タマホームは外壁メンテナンスを押してくるんですね💦私も頑張って押し切られないようにしなくちゃ(笑)
そしてリフォーム事業が伸びているんですね!棟数増えているから、というのもありそうですね。




鈴木さん宅は10年点検時に外壁メンテナンスを勧められたけれど、自己判断でお断りしたとのことです。外壁はまだきれいな状態で、コーキングはひび割れ・粉吹きがあるものの弾力は保たれているので、築15年くらいまではいけると判断されたそうです。




詳細は鈴木さんのブログをご覧ください。







鈴木さん、貴重なご意見ありがとうございました✨




近所で外壁塗装をしているお宅はほとんど築30年前後







私の住んでいる地域は比較的新しい住宅地で、バブルの頃に開拓されたと聞いています。




バブルと言えば1980年代後半から1990年代前半。約30~35年ほど前になりますね。




その頃に一斉に家が建てられたため、似たような形の家が多いですし(その頃の流行でしょうか)ものすごく古い家は見当たりません。




建てられた年代が同じ頃の家が多いため、メンテナンスも同じ頃に集中することになります。




ご近所でも、ここ数年で何件も外壁塗装を行っている家を見かけました。




『バブル期に建てた』と実際に話していたご近所さんもいて、その方も今まさに外壁塗装をやっています。




30年前に建てた家が今頃外壁塗装をしているので、肌感覚的には「30年くらいは外壁メンテしなくても大丈夫」と思っている人が多いのかなと感じます。




退職して時間があるから自分で外壁を塗った!というツワモノのご近所さんもいましたよ!






おわりに。外壁塗装のタイミングは十人十色だった




10年、15年で外壁メンテナンスと言われるのは、そのくらいの時期にハウスメーカーからメンテナンスを勧められたり、外壁材メーカーの保証がそのくらいだったりする所から来るようです。




ただ、「メーカーから言われたから」「保証が切れるから」という理由だけで皆さん外壁メンテナンスをするかと言えばそうではないことも分かりました。




  • まだ傷んでいないから
  • 経済的に余裕がないから
  • 自分でメンテナンスするから



など理由は様々です。




経済的に余裕があって傷みも目立つようならやった方がいいと思いますけど、その辺の匙加減は個人の裁量に任せられますからね。
メーカーが『傷んでます』と言っても施主は『まだ大丈夫』と言うかもしれないし、その逆も…逆はあまりないかも(笑)




外壁材も良いものが多く出回っています。最近は30年保証の外壁材もあるくらいですから、近年新築された方は30年くらい余裕かもしれません。




シーリング材も「高耐候シーリング」という劣化に強いものが出てきています。




約30年前に建てた家が今頃外壁塗装をしているのを見ると、最近の家の外壁は余裕で30年は持つんじゃないかと思ってしまいます。シーリングはもう少し短いスパンで打ち替え必要かと思いますが。




もちろん地域や天候などによりますので、一概には言い切れませんけどね。




というわけで、「ちゃんとやる」の基準は個人の判断に任されるということです。




メンテナンスをするしないに関わらず、築10年を超えたら外壁やシーリングの傷み具合を気にした方が良さそうですね。




最後までお読みいただき、ありがとうございました!




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ABOUTこの記事をかいた人

2019年に長野県でタマホームの家を建てました。夫婦と娘2人、猫2匹と共に暮らしています。建築先をタマホームに決めてから「タマホーム的長野で快適家づくり」というブログを開始。ローコスト住宅でも暑さ寒さに負けない快適な家づくりを目指しています。細々と大家もやっています。よろしくお願いします☆彡