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第1回 プロローグ&自己紹介

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じめまして。これから本サイトでコラム執筆をさせて頂くことになりました。 最初のコラムは、簡単な自己紹介からスタートさせて頂きます。

一般社団法人住まいと土地の総合相談センターの代表理事「市村崇」と申します。弊社は、戸建住宅のインスペクションを営んでおり、主な業務は下記になります。

・家づくりの相談(土地の選び方、家づくりにおける質疑回答など)
・ハウスメーカーの選定補助(ハウスメーカー比較や、展示場同行など)
・契約前の書類精査(契約書、見積書、図面、施工計画書などのチェック)
・新築工事における品質検査
・その他、建物や土地のトラブル・欠陥住宅調査・相談事など全般

主な経歴は下記になります。有資格は、一級建築士・一級建築施工管理技士・一級造園施工管理技士・宅地建物取引士。1973年生まれ、1998年に日本大学理工学部海洋建築学科卒。大学卒業業後、大手ハウスメーカーの工事課に配属され、個人専用住宅の施工管理を自身で100棟超、チーム責任者として計250棟の竣工に携わりました。

その後、現場実務を習得したい為に、ハウスメーカー指定工務店に出向志願し、約150棟の現場実務および管理を経験。2年の現場実務を経て、本部スタッフに従事し施工マニュアル作成業務などを行いました。

2007年に、注文住宅業界のあり方に疑問を抱き、有志とともに一級建築士事務所ならびに建設業工務店を創業。自社設計施工を中心に、各ハウスメーカーの軽量鉄骨ALC工法を始め、重量鉄骨、戸建て分譲の木造SE構法、木造2*4工法、軸組在来工法の住宅現場を施工管理。15年で携わった現場数は、新築・リフォームを併せて700棟を超えます。

2013年に、弊社顧問である市村博主宰の住まいと土地の総合相談センター副代表に着任し、2015年に一般社団法人化をしました。

主な著書(共著)には、「絶対に後悔しないハウスメーカー選び18社」2015年(廣済堂)と「絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選び22社」2017年(廣済堂)があります。

弊社の活動目的は、主に2つあり、1つは「公平な第三者による家づくりのサポート」です。多くの方には、一生に一度の家づくりですが、取得出来る情報が偏っていたり真偽が不確かであったりと、「優良な情報が少ない」のが現実です。

残念ながら、売り手市場の住宅業界は旧来からブラックボックスのような情報隠ぺいが日常です。住宅会社の選定から、契約行為、現場での隠れてしまう箇所の品質検査など、どこにも属さない公平公正な第三者であるからこそ可能なサポートを行っています。

近年では、インスペクターという言葉を耳にする機会も増えました。国交省では、既存住宅の家屋診断などを主業としている組織や団体を「インスペクター」と呼ぶようにしていますが、弊社では基本的には新築工事のサポートが主流です。

出来上がったものを揶揄する(他のインスペクターがそうとはいいません)ことよりも、是正が可能で約束できるサービスを提供するには、新築工事の「今」というタイミングしかないと考えるからです。

2つ目の活動目的は「業界の健全なボトムアップ」です。技術力がまだまだな会社(個人含)でも、モラルや目標設定が素晴らしい会社は少ないですが確実に実在します。ただ、日常の繁忙さや業界のしがらみなどにより思ったように学習機会が取れなく歯がゆい思いをしている会社を見かけます。

有益な情報発信をすることにより、消費者と同時に業界全体のスキル向上の一端を担えれば幸いと考えています。それにより、このようなコラム執筆、著書の発刊、各種セミナーなども積極的に啓蒙活動として行っています。

今後執筆していく予定のコラム内容は、これまでの弊社インスペクションでの実体験を基にした各HMの事例や傾向などです。TVコマーシャルや展示場、カタログ以外で取得出来る情報には限りがあります。各社の得意不得意や長所短所などを公開していきたいと思います。

また、過去のクライアントに答えてきた「よくある質問」や、経験してきた「家づくりの成功例・失敗例」、欠陥住宅の情報などを予定しています。

家づくりに失敗した、後悔した・・という人が少しでも減るように願いを込めて執筆していきたいと思います。

市村崇 このコラムの執筆者
市村崇(イチムラタカシ)
一級建築士・ホームインスペクター。大手HMの現場監督を経て2007年に設計事務所・工務店を設立、10年間で500棟以上の施工管理を行う。2013年に(社)住まいと土地の総合相談センター副代表に就任。建築トラブルを抱える多くのクライアントの相談に乗る傍ら「絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選び 22社」など多くの本を企画、執筆している。

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