おう、コダテル夜8時30分の男、俺だ(@eightblog_hachi)
この記事を書いている現在世間はお盆らしいが
こんなお盆期間にも家の情報収集に余念がないお前らに
情弱の俺が耳よりな情報を提供しよう。
まあ、ふぅ~んという暇つぶし程度に読んでくれ。
本来なら「セキスイハイムの外壁の種類」
という記事を書きたいのだが
一気に書くと日本書紀くらいに長くなりそうなので
今回ここでワンクッション記事を書くことにした。
外壁の種類を書く前に
「外壁のメンテナンス」について書いたうえで
次回セキスイハイムの外壁について
触れるとしよう。
今回の記事は「建てた家に60年間住む」
と仮定して書く記事になる。
「あ、30年しか住みません」とか
「そんなに長く住む前に売ります」
とか計画している人は対象外だ。
そこは考慮して読んでいただきたい。
さ、お盆だしお前らも忙しいだろうから
今日は前置きはこれくらいにしてとっとと始めよう。
外壁のメンテナンスは何年ごとに必要か?費用と年数を比較するぞ
始めるぞ、ついて来い。
家を建てたら(買ったら)メンテナンスが必要だ!
これから家を建てよう(買おう)として
(※打つのがしんどいからこれから家を「建てる」も「買う」も同義として進めていくぞ)
情報収集をしているお前らに
家を建てた後の話をするのはいささか気が引けるが
それでもこの話をしようとするのは
家を建てた後は後で、色々重要なことが多いからだ。
家を建てる段階では、ついついコミコミ総額いくらだとか
毎月のローンはいくらだに焦点を絞りがちだが
実は家が建った後も「持ち家のメンテナンス費用」という
決して馬鹿には出来ないくらいの高額出費が待ち構えていたりする。
今回はお前らが家を建てた後60年間その家に住み続ける
という仮定の元に話を進めていく。
30年以内で家を処分するつもりのヤツは
今回の記事はあてはまらないから
話のネタとして目を通すと良い。
俺はガキの頃はマンション、大学生以降は賃貸に住んでいるので
持ち家をメンテナンスする感覚が皆無だったな。
賃貸物件は大家が勝手にメンテナンスしてくれる。
(不具合あれば不動産会社に連絡すればよい)
マンションの場合は「管理費」みたいな名目で
修繕積立金みたいなのを毎月徴収されており
節目節目で外壁の塗り替え、エレベーター
1階ホールの共用部分、自転車置き場など
管理会社が点検を実施し必要に応じて
メンテナンスを実施してくれる。
とまあ、金さえ払っていれば
自分が何をするわけでもなく
勝手にメンテしてくれていたので
俺は、自分の家をメンテナンスしないといけない
なんて感覚は殆なかったな。
そして、更にびっくらポンだったのは
持ち家の60年間のメンテナンス費用だな。
家を建てる前にこれを知ったときに
腰を抜かしそうになった(笑)
60年間の持ち家のメンテナンス費用総額は1500万~2000万円!?
なんと!60年家に住もうと思ったら
メンテナンス費用は1500万~2000万くらいかかるらしい!
すげえな、もうこれ60年後に家もう1回立て直した方が良くね?
と思わずにはいられないメンテナンス費用だ。
しかし、メンテナンス費用と言うのは
60年後にどーんと一括で発生するものでもない。
家を建てた10年後くらいから5-10年おきに
段階的に発生し、積みあがった最終金額が
1500~2000万円くらいになるらしい。。。
なんかこの金額見たら、もう、家建てるのやめようかな。。。
って夕日に向かってうなだれるしかない気持ちになりそうだな。
それくらい、60年間の家のメンテナンス費用はかかる。
家を建てようとしているお前ら。
気勢をそぐようで申し訳ないが
現実問題、10年目以降に発生する
メンテナンス費用の事も考えて
ローンを組まないと支払いは
とんでもない事になるぞ!
おじさんは知らないぞ!!
と、勝手に忠告しておこう。
そして、突然ここから本題をぶっこもう。
(▲またしても今まで前置き)
この60年間のメンテナンス費用
1500万円~2000万円
えらい幅が無いか?
500万円って車1台余裕で買える金額なんだが。。。
この500万円の差は何なのか?
ここが今日のブログの本題だな。
この差は、お前らがどんな家を建てたか?
どんな素材を使用したのか
更にはどんな所に住んでいるのか、で
メンテナンス費用がガラッと変わってくる話だ。
今回は家のメンテナンス費用でも
費用の占める割合の高めな
「外壁」について見てくとしよう。
俺はセキスイハイムの事しか知らんから
セキスイハイムの外壁を例にして
60年間のメンテナンス時期・費用を
見ていくことにするぞ。
レリーフ外壁の60年間のメンテナンス費用
セキスイハイムの外壁は
何も頼まなければ標準仕様の
「レリーフ外壁」になる。
SFCボードと言う外壁らしいが
詳細は手前味噌だが下記リンクを参照にされたし。
このレリーフ外壁、メンテナンスとして
”15~20年に1回外壁塗装の塗り替え”
を勧められる。するかしないかは施主次第だが
20年に1回はしておいたほうが良さそうだ、という事だ。
それでは20年に1回、外壁の塗り替えをしたとする。
外壁の塗り替えには足場組立費用と塗装費用が掛かる。
延べ床30坪の建物で平均80万円らしいので
間を取って80万円と見積もったとしても
60年間で3回の塗り替えが発生するので
レリーフ外壁の60年間の外壁の
メンテナンス費用は240万円という事になる。
磁気タイル外壁の60年間のメンテナンス費用
一方のセキスイハイムの磁気タイル外壁。
延べ床35坪程度で1番安価な商品なら100万円のオプションになる。
詳細は下記リンクをご覧いただきたい。
ちなみにタイル外壁にもいくつか種類があるが
一番安い商品でも高い商品でも
外壁の性能は変わらず違いは意匠性だけなので
性能に惚れて採用するのなら一番安い商品が
圧倒的にコストパフォーマンスが高いので
覚えておくといいだろう。
ちなみに磁器タイル外壁のメンテナンスは
30年に1回「ガスケット」と呼ばれる
タイルのゴム目地の交換のみだ。
足場を組んでの交換になるので
費用は50万円程度になる。
という事はタイル外壁のメンテナンス使用は
30年に1回のガスケット交換という事で
60年なら2回の100万円と言うところなんだが
もともとオプションである
磁器タイル外壁と言う商品を100万円で購入し
例えば35年ローン全期間固定1%の金利で返済した場合
総額は約119万円になるので
磁器タイル外壁をローンで購入したことまで含めた
メンテナンス費用は219万円になる。
オプションによってメンテナンス費用を抑える事は可能
レリーフ外壁とタイル外壁の
メンテナンス費用をグラフで表すとこんな感じだ。
金額的には最終的にローンの金利もあり
微々たる差になったが、60年住もうと思えば
磁器タイル外壁の方がメンテナンス費用が得になる。
また、タイル外壁のメリットはメンテナンス費用だけではない。
レリーフ外壁の場合は塗装の塗り替えに20年に1回の
足場組立が発生する。足場組立は結構周囲の家に
気を使うというデメリットがあるが
タイル外壁なら30年に1回でよい。
またレリーフ外壁の塗装塗り替えも
周囲に日光を遮る建物もなく
塗装が傷みやすい環境だったり
海沿いの浜風がきつい環境に建っていると
メーカー推奨の15年に1回の塗り替えを
強く勧められる。そうすると、60年間の費用は
320万円まで膨らむ。
よって磁器タイル外壁の方がメンテナンス費用が
お得という計算になることが分かるだろう。
また家には60年住まないよ、30年で出ていくよ
という計画がある人の場合
グラフを見ればわかるが30年だと
レリーフ外壁の方が金額的にお得になる。
もし60年も家に住まないのであれば
タイル外壁がメンテナンス費用が
得とは言えなくなるので注意が必要だな。
このように、住宅オプションの選択によっては
オプション価格を払い込むことによって
メンテナンス費用を抑える事も可能だ。
60年間と言う長期スパンで見れば
メンテナンス費用がお得になるオプションは
この他にも屋根材やバルコニーなど複数存在する。
また、メンテナンス費用が抑えられるという事は
メンテする頻度が減る事にもつながるので
精神的にもプラスになるメリットがある。
家の中を業者が行き来したりする憂鬱や
足場を組まれることで周囲の家への配慮も
不要となるわけだから、金銭面以外の
メリットもあると断言できる。
住宅オプションの選択はローンの月々支払が上がるので注意!
とまあ、これまではメンテナンス費用がかからない
住宅オプションを選択すれば
金銭面+精神面でメリットがあるでよ~うほほーい\( ^o^)/
と言う記事を書いてきたが、実は注意点もあるので
最後に記しておきたい。
住宅オプションを選択・購入するという事は
当然!住宅ローンの月々の支払いが増える
という事を頭に入れておく必要がある。
例えば、セキスイハイムの磁器タイル外壁を
選択・購入した場合、35年ローン
全期間金利固定で金利が1%の場合
月々の返済金額は約2900円増える事になる。
HM営業「(ローンの支払いも)月々に直せば2900円ですからね。。。」
打ち合わせ時に営業からこんなフレーズを
聞いたことがあるかもしれん。
まあ、オプション1つなら確か
積みあがる金額はにそんなもんかもな。
しかしこれが2つ・3つと増えていくと
月々の支払い増額はあっという間に1万円を超え
気が付けば総額は300万円あがってましたとさ
シェーーーーッ!!
とイヤミも真っ青の展開が待ってること間違いなし。
そこは十分に留意されたし。
また、レリーフ外壁を選んだ場合は
自分の手で、外壁を含む自宅のメンテナンス費用を
積み立てないといけない訳だが
このように住宅オプションとして購入すれば
自動的にローンとして口座から差っ引かれる訳だから
自分で積み立てているか、ローン会社から
強制的に差っ引かれるかの違いだけで
やっていることは大きく変わらないという
見方も出来なくもない。
強制的に引き落とされるか、自分で積み立てるかの違いはある。
もし、支払い能力に余裕がある、自分で積み立てるのが苦手
と言う場合は、このようにメンテナンスがあまりかからない
オプションを選択・購入するのも1つの考え方だ。
ただし!月々の支払いは確実に増えるので
しっかり返済できるか否かは要検討だな。
メンテナンスフリーの住宅設備なんてありえない
という事で、俺が出てきたのでまとめなんだが
その前にひとつ言っておきたいことがある。
よく「メンテナンスフリー」という言葉を聞く。
「住宅設備+メンテナンスフリー」と言うワードは
結構な頻度で検索されているようだが。。。
結論から言うと
メンテナンスフリーな住宅設備なんて存在しない
と俺は勝手に思っている。
タイル外壁はメンテナンスフリー!
なんて表題で釣っておいて、中身を読んだら
「実はちょっとメンテしないといけません、テヘッ」
なんて言う表題サギな記事もなかなかに多い。
全くメンテナンスをしなくてよい、という住宅設備なんて
まず存在しないと思ってもらいたい。
ちなみに某大手ハウスメーカーのタイルの中で
「メンテナンスフリー」とうたっている物があるらしいが
俺が調べた限りでは自分の中に確信が持てなかったので
紹介は差し控えたい。
ここからがまとめになるのだが
住宅設備にも
✅価格は安価だが経年劣化していく商品を、定期的にお金をかけてメンテナンスしていくか
✅価格は高いが経年しづらい商品を購入し、メンテナンスの頻度を下げる
というオプションが存在すること。
そして
✅自分の手でメンテナンス費用を月々積み立てていくか
✅住宅設備として購入し、住宅ローンの月々の支払いで支払うか
を、自分がその家に住む環境・年数や
収入・支出と支払い能力をよく鑑みて検討していただきたい。
コストパフォーマンスだけを追求すれば
住宅オプションを選択してメンテナンス費用を抑えた方が
結果的に得になるパターンが多いようだが
それが、家を購入する全員に当てはまるかと言えば
そうでも無いという事を最後に注記して
以上っ!終わる。
お前ら!
あばよっ!!
いい家作れよっ!!!
糸冬
制作・著作
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八郎エンタープライズ
あ、ちょっと俺に興味が出た、だとお。
ほほう、いい傾向だな。
他にもブログを書いているから、時間があるなら
予習がてらに読んでみるがイイ。
今日は気分がイイからリンクを貼ってやろう。
ほらよ。