◉ 工務店の注文住宅でぶっちゃけ満足?
私は超満足しています
次にもし家を建てるなら同じ工務店にお願いして家を建てたいです
同じ工務店で別のプランの家を建てたいですね
マイホーム計画を始めた24歳の頃から5年が経ち、色々な家を見て知識も増えました
家は3回建てないと満足しないなんて言いますが、今の家はとっても好きでも、もっと別の家を建ててみたいですね
とは言え、すべての工務店がお勧めできるわけではないというのが正直なところです
◉ 工務店と大手ハウスメーカー
まず一般的に工務店というと、その地域で家造りをしている会社で、規模も大小様々です
設計・施工両方行っている会社もあれば、施工のみの会社もあります
一方、大手ハウスメーカー(以下、大手HM)は全国規模で家造りをしている会社です
へーベルハウス、セキスイハイム、住友林業なんかは一度は耳にしたことがあるかと思います
全国規模で家造りをしているため、CMもしていますし、営業所や展示場も全国各地にあります
その他にも、設計事務所なんかは設計を行い、施工は工務店にお願いしたりしています
いずれも家を造るという意味では、全てハウスメーカーです
しかし、それぞれ一長一短あるので、特徴を考えた上で選びたいです
今回は私が建てた小さな工務店の特徴についてご紹介します
ここからは私見も入るので、参考程度に読んでください
◉ 小さな工務店の特徴
私が建てた工務店は当時4人で、設計・営業は1人(社長)、その他3人は大工(職人)という状態でした
小さいということに不安を感じる方もいるかもしれませんが、私はメリットだと感じています
営業・設計を社長がしていて、大工として現場にも出ているので、その社長に話をすれば全て話が完結するところが特に良かったです
営業さんに話をしたのに、現場の大工さんに話が伝わっていなかった、営業さんに話をしたのに図面の修正がされていなかった、みたいなミスも無いですし、社長が頼れる人だったので全て安心してお任せできました
つまり私の場合、社長一人が良い担当者であれば、その後の家造りはおおよそ安定路線に乗るわけです
私は以前エンジニアとして製品開発をしていましたが、一貫して自社製造しており『製品を売る営業⇔製品を開発するエンジニア⇔製品を造る製造』という関係性の会社にいましたが、各部署間でギスギスしている様子を見て『こんな状態じゃ良い製品造れるわけないだろ』と思っていました
また、規模が大きくなれば製品に興味もなく、やる気ない人もたくさんいました
家も私が開発していた商品も一緒で、モノ造りにおいて、良いモノを造りたいという気持ちが非常に大切で、その組織の中にやる気のない人がいるだけで良いモノはできません
会社規模が大きくなれば、一軒の家を造ることに多くの人が関わりますから、そのリスクも大きくなります
それよりも、少数精鋭で良い家造りをしている会社にお願いすれば良い家が建てられるというのは私としては必然性があると考えています
これはモノ造りを仕事でしてきた経験から感じます
また、その社長と話をしていて『会社の規模小さくても良いから、年間数棟で良いので、一棟一棟自分たちのペースでゆっくり造りたいです』というのがとても印象的でした
私が自分のブログで工務店名を挙げていないのは、このためです
つまり年間棟数というのも個人的には関係無いと思っています
何よりも大切なのは、『この人は家を建てることが好きだ!!』と思う工務店であること
家を建てる側も仕事なので否定はできませんが、お金儲けのためにただ家を建てているところは私は避けたい工務店です
また、工務店に対しても『この人は家を建てることが好きだ!!』と思わせることができたら、ベストです
◉ 良い造り手と良い家造りをするには?
造り手とさせてもらったのは、工務店に限らず大手HMにおいても同じだと思うからです
私は、工務店さんとの家造りが楽しすぎて、毎回打ち合わせが待ち遠しくてたまりませんでした 笑
さて、まず結論を先に言うと、『家について勉強し、自分が住みたい家を具体化』しましょう
私の場合、住宅性能について本を2冊読み、Instagramやhomifyや雑誌を見て、とにかく良い家とは何か?を考えまくりました
住宅性能については基本的な用語や項目を押さえ、Instagramやhomifyや雑誌で色々な住宅内外の写真を見て研究しました
それに加え、当時はエンジニアをしていたので、品質についてとか、量産品についてとか、モノ造りについてとか、色々考えることはあったのですが
勉強することで、自分の求める家造り像が具体的になりますし、造り手と話をした時に話が通じるようになりますし、上記した『この人は家を建てることが好きだ!!』と思ってもらえます
ただし、一点注意することがあります
私達はどれだけ勉強しても『素人』であることです
建築の勉強をし、実務をこなしている人は『プロ』です
近年、ネットの情報が世の中に溢れてしまっているため、(私も偉そうなこと言えませんが)情報を鵜呑みにしてしまうことがあります
素人から家について知っていますよ?という態度で話された場合、造り手としては良い気持ちを感じないでしょうし、その辺りの配慮は必要かと思います
それでもオブラートに包んで、相手に質問したい・伝えたい時ってあると思います
そんな時は、『私も素人でイマイチわかっていないのですが』や『ネットの情報で見たレベルで実際どうかはわからないのですが』のように、素直に少し勉強した素人であることを伝えましょう
◉ 自分が住みたい家を具体化する
具体化するとは、
例)
・1階は玄関、LDK、洗面、風呂で小さい和室などいらない
・リビング階段が良いけど、階段までリビングの前を通過しない間取りが良い
・玄関から土間収納が見えないけど、土間収納は扉で区切らない
・玄関→キッチンへの動線確保
・寝室の横に広めのウォークインクローゼットがほしい
など、これは私が工務店さんに実際に提案した内容の一部になります
良い造り手であれば、施主(素人)が考えもつかなかった間取りを提案してくれるはずです
設計者からすれば、知識と経験からベストな間取りを考えてくれます
逆に、自分が住みたい家が具体化できていないと、設計者としてもどんな家にして良いかわからず、当たり障りのない間取りになってしまいます
当たり障りのない間取りは聞こえは良いですが、誰に対しても65点くらいの間取りだと思ってください
せっかく注文住宅を建てるわけですから、自分にとって100点の家が良いですよね
◉ まとめ
今回は小さな工務店と家造りを始めるにあたってどうするのか?について、書かせてもらいました
結論としては、『家について勉強し、自分が住みたい家を具体化する』ことが大切なわけですが、注文住宅においてはこれが本当に大切です
規格住宅では限られた選択肢の中からできることを取捨選択しながら造りますが、注文住宅では選択肢が無限にある中で自分が家に求めることを組み合わせて造っていきます
エンジニアの頃は世の中で数万台生産する製品でしたから、ある特定の1人に対して100点の製品よりも、数万人に対して平均80点の製品を造るように求められました
でも、注文住宅は前者だからこそ、夢があります
せっかく大金を支払って造るのですから、自分が叶えたいことを詰め込みたいですよね
とはいえ、、、
もちろん、限られた予算の中で考えなければなりません
結局、願望を叶えるにはお金というものが付きまといますから
私の個人ブログでは、私の注文住宅が総額いくら掛かっているか?などについても掲載しております
もちろん、『コダテル』でも金額について掘り下げていきたいと思いますので、楽しみにしていて下さい