ども、クロセです。
今回は【コタエル】からきた以下の質問に回答します。
【質問の内容】
今だから思う、「家づくりをする前の自分に伝えたいこと」を5つ教えてください。
家を建てて、新居に住んでいる、そして、いろいろな家系ブログを読んできたみなさんだからこそ、気付くことがあるのではないでしょうか。
それこそが今から家づくりをする方々にとって金言となると思いますので、ご回答の程よろしくお願いします。
結構書く人の個性が出そうな面白い質問ですね。
というわけで早速回答していきたいと思います。
Contents
①大手ハウスメーカ以外の選択肢も考えよう
私が一緒に家づくりを業者を探していたときは、展示場に行って大手ハウスメーカを中心に訪問していました。こういう人、結構多いのではないでしょうか。
ただ、いろいろなハウスメーカを訪ねて思ったことが、大手でもすべてに秀でているわけではないということです。
私は特に温熱環境に優れた家づくりをしたいと考えていましたが、大手ハウスメーカはそこをあまり重視していない印象であり、温熱を重視する地場の工務店のほうが優れていました。
(当時は工務店での家づくりを検討しませんでしたが)
また、ミドルコストぐらいのハウスメーカでも、性能面だけであれば大手に匹敵するほどの仕様でありながら大手よりも安く家づくりができるメーカも存在していました。
私が選んだアイ工務店もその1つです。
大手は大手でサービスや提案、ブランドという点で優れている印象を受けます。
しかし、その点を気にしないのであれば地場の工務店やミドルコストメーカで家づくりを行うというのも選択肢になることを覚えておくといいと思います。
自分が望む家づくりに合わせて選択するといいでしょう。
②違和感のある業者は早々に断ろう
私は5社と打ち合わせを進め、律儀にその5社と最終段階まで話を進めてました。ただ、そのうちの数社はこちらの要望に沿っていなかったり、明らかに予算が合わない提案をしてきました。
毎回打ち合わせが終わるたびに次のスケジュールを聞かれたこともあり、かなり終盤まで打ち合わせを進めてしまいましたが、もっと早々にお断りをすればよかったなと思います。
理由としては、単純に日常生活もある中で何社とも打ち合わせる進めるのは疲れますし、最初のほうで提案に違和感を感じた場合、最後まで心がときめくような一発逆転の提案は出てこない印象だからです。
何かしらそのメーカに固執したい理由があるなら担当を変えてもらうという手段もありますが、そうでなければさっさとお断りして候補を絞ったほうが疲労的にも集中力的にも好ましいと思います。
最後のほうまで付き合って相手に期待させたり作業させたりする方がお互いのためにならないですしね。
特に予算面が明らかに合わない場合、そのまま進めても不自由な家づくりになったり、最悪ローンの支払いに苦しむことになるのでさっさと候補から外しましょう。
③業者とはビジネスパートナーのように付き合おう
ブログやツイッターで時々見かけるのが、業者に対して「お客様」として付き合っている方です。具体的には以下のような感じですね。
・ミスは全て業者の責任でありなにかあると全力で怒る
・ことあるごとに割引や追加のサービスを要求する
・打ち合わせも他人事で仕様も業者にお任せ
あなたはこのような振る舞いをする施主と一緒に家づくりをしたくなるでしょうか?
私はちょっとお断りしたいですね。
ではどのような付き合い方が正しいか考えたとき、私は協力会社と一緒に家づくりというプロジェクトを進めていくように意識しました。
どういった家づくりをしたいかという点については自分で考え、それを業者の専門的な知識で形にというような「一緒に家を作り上げる」という気持ちが大事なのかなと。
人任せではなく、自分が主体となって家づくりを進めるという意識でした。
また、業者側は更新漏れや計算ミスなどちょくちょくありましたが、ミスがあっても基本は笑って指摘する程度で済ませてました。
ちょっとしたミスに1回1回怒っていると、最悪の場合ミスを隠されるかもしれませんし、むしろ励ましてあげたらそのあとは頑張ってくれるかもしれませんね。
ただし、あまりにも改善しないならそれ相応に強く伝えたほうがいいと思います。
あとは要望や追加オプションが満たされているかの管理は自分のほうでもしていました。
業者側で管理してよ!という人もいると思いますが、業者側も相手にしているのは自分だけではないでしょうしね。
自分で出した要望は自分が一番覚えているので自分が管理する気持ちでいたほうがスムーズにいくと思います。
色々ごちゃごちゃ書きましたが「主体的に話を進める」「業者のモチベーションを促進する」「要望を満たせているか管理する」あたりを意識すれば、きっと担当者も専門的な知識や経験であなたの家づくりを盛り立ててくれると思います。
④立地は大事にしよう
今の家に住んでいて強く感じるのは立地の良さですね。坪単価50万程度とあまり安いとは言えない場所でしたがスーパー、公園、幼稚園、学校、外食店、最寄り駅などすべて徒歩圏内です。
通勤時間は片道30~40分と近くはないけどか通うには苦痛じゃない程度。
ハザードマップ的にも治安的にも安全な地域です。
あるのが当たり前になっているのでかえって恩恵を感じることはないのですが、例えば勤務地やスーパーが遠かったらめちゃくちゃ面倒だっただろうなと思います。
思い起こせばいい場所を選んだと思います。
自分の要望がすべて叶うような土地はなかなか見つからないと思いますが、建物よりもむしろ力を入れたほうがいいかもしれません。
⑤誰のための家か忘れないようにしよう
ツイッターやブログを見ると家を建てるきっかけは結婚や出産といった家族が関わるものが多いかと思います。(一人暮らしで建てた方もお見かけしたことありますが)
自分一人の家づくりであれば自分のやりたいように進めればいいと思いますが、家族で家づくりをする場合はいろいろな意味で家族のために建てるということを常に心の中にとどめておいてほしいです。
当然ですが家族、特にパートナーとは入念に要望をすり合わせておいた方がいいでしょう。
私自身は家の性能を重視して家づくりを進めましたし、記事もその類のものが多いですが、日々を楽にするオプションや意匠に力を入れることも大事だと思います。
こだわりは大事ですが、家族内で譲れるところは譲り合っていいですし、理論的な家づくりにとらわれすぎず遊び心を入れるのもいいと思います。
また、そもそもの話ですが、家というのは所詮は暮らすための箱にすぎず、どんなに優れた家だとしても住む人が楽しく過ごせなければ意味がありません。
家づくりに傾倒しすぎて日常がおろそかにしたり、家族でケンカしたり、ローンで娯楽が楽しめなくなっては本末転倒ですね。
というわけで、繰り返しになりますがいろいろな意味で家族を大切にした家づくりを心掛けてください。
終わりに
以上が家づくりをする前の自分に伝えたいことです。本当はもっといろいろ伝えたいことはあるのですが、今回挙げた項目が特に伝えたいことでした。
改めてまとめておきます。
①大手ハウスメーカ以外の選択肢も考えよう
②違和感のある業者は早々に断ろう
③業者とはビジネスパートナーのように付き合おう
④立地は大事にしよう
⑤誰のための家か忘れないようにしよう
あくまで過去の自分に伝えたいことですので他の人がこれを意識していい家づくりにつながるかはわかりませんが、ヒントにはなると思います。
共感する部分があれば参考にして頂けると幸いです。
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では。