2023年4月から開始する「先進的窓リノベ事業」が激熱です

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クロセの記事を読むのが初めての方は、まずこちらの記事をお読みください。

 

ども、クロセです。

今回は現在(主に断熱好きな方々の間で)話題沸騰中の「先進的窓リノベ事業」のお話です。

ざっくり言うと窓のリフォームに補助金を出してくれる事業です。

 

この事業は個人的にすごくいい取り組みだと思うのですが…

一般の人の認知度は非常に低いと思います。

そこで、少しでも多くの人に周知されるよう記事を書いてみようと思います。

 

今までも窓のリフォームに補助金が出ていました。

にもかかわらずなぜ「先進的窓リノベ事業」が激熱なのか。

今回はそのお話を書いていきます。

 

先進的窓リノベ事業の概要

公式では以下のように説明されています。

先進的窓リノベ事業は、既存住宅における熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることにより、
エネルギー価格高騰への対応(冷暖房費負担の軽減)や、
2030年度の家庭部門からのCO2排出量約7割削減(2013年度比)への貢献、
2050年ストック平均でZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保への貢献を目的とする事業です。

 

では実際に何をしてくれるのか?

先進的窓リノベ事業は「住宅の断熱性能向上を目的とした窓のリフォームに補助金を出してくれる」事業です。

リフォームに使用する窓が高性能なほど補助金が多く出ます。

 

予算は今のところ1000億となっており、この上限に達したら終了です。

上限に達した後、同じくらいの補助金事業があるかは今のところ不明です。

 

補助額上限は1戸当たり200万円までと高額です。

これだけあればかなりの数をリフォームできるでしょう。

 

適用条件

適用するための条件は公式に詳細が記載されています。

列挙すると以下の通りです。
  • 本事業に登録している業者に工事してもらうこと。
    • 登録業者は公式ページで検索できます。
  • 窓のリフォームをする住宅の所有者であること。
  • 建築から1年以上経過した家であること。
  • 以下に該当する工事であること。
    • ガラス交換
    • 内窓設置
    • 外窓交換
  • 補助額が5万円以上であること。
  • 2022年11月8日~2023年12月31日に工事請負契約をしていること。
登録業者を通す必要があるため、工事を希望する人はその業者に相談するのが手っ取り早いかと思います。

 

お勧めの工事は?

個人的には内窓設置です。

 

ガラス交換ではサッシの断熱性能が上げられません。

断熱性能が上がっても、結露に悩まされることでしょう。

 

外窓交換はサッシも補強され断熱性能の向上や結露の低減効果が期待できます。

ただし、工事が大掛かりでコストも高めです。

 

内窓設置はサッシ性能が低くても内側から窓で丸ごとカバーするため。断熱性能は確実に上がり結露も減ります。

窓が2重になるので防音にも有効です。

また、工事が容易でコストも外窓交換に比べると安価です。

ただし、窓を開ける際には2回開ける必要があります。

 

内窓設置を勧める理由は、コストに対する効果が大きいためです。

窓を開けるときには2回開ける必要がありますが、経験上そこまで煩わしさを感じませんでした。

 

設置する窓は高性能なほど補助金が高額になります。



自分の予算と相談になると思いますが、せっかく高額な補助金が出ますのでS以上の窓を使うべきでしょう。

 

なぜ激熱なのか?

今までの補助金と比較して「先進的窓リノベ事業」が熱い理由。

何といっても補助金の高さです。

 

私が実際に見積もりをしたわけではありません。

しかしSNSで見ていると窓+工事費用の5割以上、中には7~8割は補助される人もいる印象です。

今までも補助金はありましたが、これほど高額ではありませんでした。

 

それでいて条件も非常に緩いです。

近くに本事業の登録業者がいて、家を建ててから1年以上経過していれば対象になると思っていいでしょう。

 

戸建てだけではなく、マンションも対象です。

マンションは大体アルミサッシの低性能な窓が使われるため、内窓設置は非常に有効です。

 

中古マンションを買ったけどエアコンが効きにくい…

憧れのマイホームで大きな窓をつけたけど思ったより寒い…

冬になると結露だらけで窓を拭くのが大変…

 

そういった悩みがある方は近くの登録業者を探してとりあえず見積もりしてもらうといいでしょう。

本事業は予算が決まっており早い者勝ちです。

スピーディに動きましょう。

 

終わりに

今回は先進的窓リノベ事業について説明してみました。

とにかく、今までにないほど高額な補助が出ますし条件もゆるいです。

 

しかし、思ったよりも一般に周知されていない印象を受けました。

興味を示すのは断熱マニアな方で、本来必要な古い住宅住みの人は知らない人がほとんどだと思います。

 

本来の目的を考えると古めの中古住宅を購入した人にぜひ使ってほしい補助です。

本記事を見た人は、例えば親の実家や知り合いのマンションに勧めてあげてください。

もちろん、あなた自身が使ってもOKです。

 

多くの家で窓は多量の熱が流入、流出する箇所です。

一般的な住まいの熱の流入・流出割合
一条工務店HPより抜粋

窓を補強するだけで快適性を大きく向上できますので、特にアルミサッシの人はぜひ内窓設置をしてみてください。

では。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2020年2月からアイ工務店と一緒に建てたマイホームに居住中。 家の中が寒いのがいやだというところから家づくりを開始した結果、高断熱高気密という言葉に出会う。 以降、いろいろ調べているうちに高断熱高気密の沼にはまり、使者を自称するようになる。