“騒音うるさいぞ”様よりお手紙をいただきました
国道や、幹線道路に建てる場合に大手ハウスメーカーでは防音窓や二重サッシの提案は無い物なのでしょうか?
静かですよに騙されて標準のペアガラスでとてもうるさい残念ハウスとなりました
これはショックなことですね・・・
今回は後からできる対策も含めて騒音について考察したいと思います。
Contents
“騒音うるさいぞ”様に置かれましては本当にご愁傷様です。
このようなことの無いように快適な家づくりとして“音”はとても重要だと感じています。
ざっくりとですが、防音対策として考えられる方法を考えたいと思います
ヘーベルハウスの騒音対策
外壁材“ヘーベル版”によるパッシブ遮音
ヘーベルハウスにおいては外壁材ヘーベルが防音材として大きな役割を担っています。
なので
幹線道路から離れた場所においては防音に対する配慮をせずとも問題なく過ごせる
ことが多いようです。
実際に我が家の場合も、営業さんからは『特別音を気にしなければ防音対策は不要』と言われました。
(幹線道路から2本入った住宅街の立地)
ただし、、、
ヘーベルハウス施主ブログを拝読していると幹線道路沿いでは事情が異なるようです。
『静か』とか『まったく聞こえない』という声は無くなってしまいます。
外からの騒音を少しでも少なくしたいというのであれば、窓の位置を検討したり二重窓やシャッターをつけるのが良いかもしれません。
幹線道路で音が気になるホントの訳
ところで
音の伝わり方には2種類あるって
知ってましたか?
一つは空気伝播音、もう一つは固体伝播音。
前者はいわゆる“音”のイメージ。
後者は“震動音”のイメージですね。
偉そうに言ってますが、記事を書く前に下調べで知ったことですよ
幹線道路の騒音という場合には、
特に後者の固体伝播音が問題になっているような気がします。
車が通過したときに地面に伝わった震動が建物を揺らして伝わる音。
これが意外と大きいみたいですね。
確かに我が家も大型トラックが通った時は震動音が割とよく聞こえますよ。
一方で空気伝播音ですが・・・
最近は電気自動車やハイブリッド車が増えてますからね。
車のエンジン音なんかはほとんど聞こえなくなったような気がします。
でも騒音は辛いよね
騒音対策3選
というわけで無理ない範囲で可能な騒音対策をご紹介して終わります。
- 音の方向について対策
- 窓の性能を上げる
- 換気扇の位置
音の方向について対策
線路・道路・工場などが近くにある場合
騒音が生じることは避けられません。
対策としては音がする方向に対して
- 窓位置をずらす
- 防音ガラスや二重窓
- リビングや寝室を置かない
こういったことで
対策を講じることができます。
今現在打ち合わせ中という施主の皆様
是非一度、建築現場の周りを見渡して
騒音に強い間取りを作成してみて下さい。
窓の性能を上げる
防音性能としては
シングル<ペア<防音サッシ<2重窓
となります。
ペアガラス以上であれば空気伝播音は気にならないと思われます。※個人差あり
防音サッシは、防音性に加えて断熱性も高めることが出来ます。
どうしても騒音方向に窓を開けなければいけない時は窓の性能を上げるのも有効な対策となります。
特に幹線道路沿いであれば、固体伝播音に対して2重窓を考慮したいところです。
換気扇の位置
意外な盲点・・・
それは換気扇の位置、です。
換気扇は空気が出入りする部分ですよね。
したがって
空気伝播音がそのまま入ってきます。
騒音方向にある外壁に換気扇を設置
これは避けた方が良いでしょう。
既に設計してしまった場合は、
防音フードやカバーが市販されています。
換気扇から騒音が来ていると感じたら後付けしても良いですね
まとめ
今回はヘーベルハウスの騒音対策と現状、一般的な騒音対策についてまとめました。
参考になりましたでしょうか?
これから家づくりされる方にとって少しでも気づきになったら幸いです。
こちらのサイトも参考にしていただけますと幸いです。
・先方からの報酬いっさいナシ!
・コダテルへの忖度いっさいナシ!
・いつも書いている記事同様、ウソやキレイごといっさいナシ!